专利摘要:
式1(式中、W1はOまたはSであると共に、R1、R2、R3、GおよびJは開示中に定義されているとおりである)の化合物、そのN−オキシドおよび塩が開示されている。 式1の化合物を含有する組成物、ならびに、望ましくない植生またはその環境に、有効量の本発明の化合物または組成物を接触させる工程を含む望ましくない植生を防除する方法もまた開示されている。
公开号:JP2011507893A
申请号:JP2010539847
申请日:2008-12-19
公开日:2011-03-10
发明作者:アンドルー・イー・タッギ;エリック・アレン・マーシャル;トマス・マーティン・スティーヴンソン
申请人:イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニーE.I.Du Pont De Nemours And Company;
IPC主号:C07D237-16
专利说明:

[0001] 本発明は、一定のピリダジノン誘導体、そのN−オキシド、塩および組成物、ならびに、望ましくない植生を防除するためのその使用方法に関する。]
背景技術

[0002] 望ましくない植生の防除は、高い作物効率を達成するためにきわめて重要である。特に、とりわけ、イネ、ダイズ、サトウダイコン、トウモロコシ、ジャガイモ、コムギ、オオムギ、トマトおよびプランテーション作物などの有用な作物における雑草の生長の選択的な防除の達成がきわめて望ましい。このような有用な作物における野放しの雑草の生長は生産性の顕著な低減を引き起こし、これにより、消費者に対する費用の増加がもたらされる可能性がある。非作物領域における望ましくない植生の防除もまた重要である。多くの製品がこれらの目的のために市販されているが、より効果的、より安価で、より毒性が低く、環境的に安全または異なる作用部位を有する新規の化合物に対する要求が未だある。]
課題を解決するための手段

[0003] 本発明は、式1:



[式中、
R1は、H、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C4〜C10アルキルシクロアルキル、C4〜C10シクロアルキルアルキル、C6〜C14シクロアルキルシクロアルキル、C4〜C10ハロシクロアルキルアルキル、C5〜C12アルキルシクロアルキルアルキル、C3〜C8シクロアルケニル、C3〜C8ハロシクロアルケニル、C2〜C8アルコキシアルキル、C4〜C10シクロアルコキシアルキル、C3〜C10アルコキシアルコキシアルキル、C2〜C8アルキルチオアルキル、C2〜C8アルキルスルフィニルアルキル、C2〜C8アルキルスルホニルアルキル、テトラヒドロピラニル、−C(=W6)R4、−C(=W2)W3R5、−S(=O)2R6、−P(=W4)R7R8または−C(=W5)NR9R10;
R2は、H、ハロゲン、シアノ、−C(=O)OH、−C(=O)NH2、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C4〜C10アルキルシクロアルキル、C4〜C10シクロアルキルアルキル、C6〜C14シクロアルキルシクロアルキル、C4〜C10ハロシクロアルキルアルキル、C5〜C12アルキルシクロアルキルアルキル、C3〜C8シクロアルケニル、C3〜C8ハロシクロアルケニル、C2〜C8アルコキシアルキル、C4〜C10シクロアルコキシアルキル、C3〜C10アルコキシアルコキシアルキル、C2〜C8アルキルチオアルキル、C2〜C8アルキルスルフィニルアルキル、C2〜C8アルキルスルホニルアルキル、C2〜C8アルコキシカルボニル、C4〜C10シクロアルコキシカルボニル、C5〜C12シクロアルキルアルコキシカルボニル、C2〜C8アルキルアミノカルボニル、C3〜C10ジアルキルアミノカルボニル、C4〜C10シクロアルキルアミノカルボニル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、ニトロ、C3〜C6シクロアルコキシまたはC4〜C8シクロアルキルアルコキシであり;]
[0004] R3は、H、−C(=W6)R4、−C(=W2)W3R5、−S(=O)2R6、−P(=W4)R7R8または−C(=W5)NR9R10であり;
Gは、フェニル環または5員もしくは6員芳香族複素環であって、各環は、窒素環員上のRxで任意により置換されていると共に、炭素環員上のRwから選択される4個以下の置換基で任意により置換されており;
Jは、フェニル環または5員もしくは6員芳香族複素環であって、各環は、Ruから独立して選択される5個以下の置換基で任意により置換されており;
各R4は、独立して、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C4〜C10アルキルシクロアルキル、C4〜C10シクロアルキルアルキル、C5〜C12アルキルシクロアルキルアルキル、C3〜C8シクロアルケニル、C2〜C8アルコキシアルキル、C4〜C10シクロアルコキシアルキル、C3〜C10アルコキシアルコキシアルキル、C2〜C8アルキルチオアルキル、C2〜C8アルキルスルフィニルアルキル、C2〜C8アルキルスルホニルアルキル、C2〜C8アルキルアミノアルキル、C3〜C10ジアルキルアミノアルキル、C2〜C8ハロアルキルアミノアルキルあるいはC4〜C10シクロアルキルアミノアルキル、ナフタレニルまたは−(CR11R12)nGAであり;
各R5は、独立して、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C4〜C10アルキルシクロアルキル、C4〜C10シクロアルキルアルキル、C5〜C12アルキルシクロアルキルアルキル、C3〜C10シクロアルケニル、C2〜C8アルコキシアルキル、C4〜C10シクロアルコキシアルキル、C3〜C10アルコキシアルコキシアルキル、C2〜C8アルキルチオアルキル、C2〜C8アルキルスルフィニルアルキル、C2〜C8アルキルスルホニルアルキル、C2〜C8アルキルアミノアルキル、C3〜C10ジアルキルアミノアルキル、C2〜C8ハロアルキルアミノアルキル、C4〜C10シクロアルキルアミノアルキル、ナフタレニルまたは−(CR11R12)nGAであり;
各R6は、独立して、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C4〜C10アルキルシクロアルキル、C4〜C10シクロアルキルアルキル、C4〜C10ハロシクロアルキルアルキル、C5〜C12アルキルシクロアルキルアルキル、C3〜C8シクロアルケニル、C2〜C8アルコキシアルキル、C4〜C10シクロアルコキシアルキル、C3〜C10アルコキシアルコキシアルキル、C2〜C8アルキルチオアルキル、C2〜C8アルキルスルフィニルアルキル、C2〜C8アルキルスルホニルアルキル、C2〜C8アルキルアミノアルキル、C3〜C10ジアルキルアミノアルキル、C2〜C8ハロアルキルアミノアルキル、C4〜C10シクロアルキルアミノアルキル、C1〜C6アルキルアミノ、C2〜C8ジアルキルアミノ、C2〜C6ハロアルキルアミノ、C2〜C8ハロジアルキルアミノ、C3〜C8シクロアルキルアミノ、C2〜C8アルキルカルボニルアミノ、C2〜C8ハロアルキルカルボニルアミノ、C1〜C6アルキルスルホニルアミノ、C1〜C6ハロアルキルスルホニルアミノ、ナフタレニルまたは−(CR11R12)nGAであり;]
[0005] 各R7およびR8は、独立して、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6アルキルアミノ、C2〜C8ジアルキルアミノ、C2〜C6ハロアルキルアミノ、C2〜C8ハロジアルキルアミノ、C3〜C8シクロアルキルアミノ、ナフタレニルまたは−(CR11R12)nGAであり;
各R9は、独立して、H、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C4〜C10アルキルシクロアルキル、C4〜C10シクロアルキルアルキル、C5〜C12アルキルシクロアルキルアルキル、C3〜C8シクロアルケニル、C2〜C8アルコキシアルキル、C4〜C10シクロアルコキシアルキル、C3〜C10アルコキシアルコキシアルキル、C2〜C8アルキルチオアルキル、C2〜C8アルキルスルフィニルアルキル、C2〜C8アルキルスルホニルアルキル、C2〜C8アルキルアミノアルキル、C4〜C10ジアルキルアミノアルキル、ナフタレニルまたは−(CR11R12)nGAであり;
各R10は、独立して、H、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C4〜C10アルキルシクロアルキルあるいはC4〜C10シクロアルキルアルキルであるか;または
R9およびR10は、これらが結合している窒素と一緒になって、結合窒素に追加して、炭素、ならびに、任意によりO、SおよびNR13から選択される環員を含有する3員〜7員複素環を形成し、炭素環員は、任意によりC(=O)の形態であると共に、環は、炭素環員上で、ハロゲン、−CN、C1〜C3アルキルおよびC1〜C3アルコキシからなる群から独立して選択される4個以下の置換基で任意により置換されており;
各R11およびR12は、独立して、HまたはC1〜C3アルキルであり;
各R13は、独立して、HまたはC1〜C3アルキルであり;
各GAは、独立して、フェニル環または5員もしくは6員芳香族複素環であって、各環は、Ruから独立して選択される5個以下の置換基で任意により置換されており;または、Ruから独立して選択される5個以下の置換基で任意により置換されているナフタレニル環系であり;]
[0006] 各Ruは、独立して、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、−CHO、−C(=O)OH、−C(=O)NH2、−SO2NH2、SF5、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C4〜C10アルキルシクロアルキル、C4〜C10シクロアルキルアルキル、C4〜C10ハロシクロアルキルアルキル、C5〜C12アルキルシクロアルキルアルキル、C2〜C8アルキルカルボニル、C2〜C8ハロアルキルカルボニル、C2〜C8アルコキシカルボニル、C4〜C10シクロアルコキシカルボニル、C5〜C12シクロアルキルアルコキシカルボニル、C2〜C8アルキルアミノカルボニル、C3〜C10ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C2〜C8アルキルカルボニルオキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルフィニル、C1〜C6ハロアルキルスルフィニル、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、C1〜C6アルキルアミノスルホニル、C2〜C8ジアルキルアミノスルホニル、C3〜C10トリアルキルシリル、C1〜C6アルキルアミノ、C2〜C8ジアルキルアミノ、C2〜C8アルキルカルボニルアミノ、C1〜C6アルキルスルホニルアミノ、フェニル、ピリジニルまたはチエニルであり;
各Rwは、独立して、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、−CHO、−C(=O)OH、−C(=O)NH2、−SO2NH2、SF5、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C4〜C10アルキルシクロアルキル、C4〜C10シクロアルキルアルキル、C4〜C10ハロシクロアルキルアルキル、C5〜C12アルキルシクロアルキルアルキル、C2〜C8アルキルカルボニル、C2〜C8ハロアルキルカルボニル、C2〜C8アルコキシカルボニル、C4〜C10シクロアルコキシカルボニル、C5〜C12シクロアルキルアルコキシカルボニル、C2〜C8アルキルアミノカルボニル、C3〜C10ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C2〜C8アルキルカルボニルオキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルフィニル、C1〜C6ハロアルキルスルフィニル、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、C1〜C6アルキルアミノスルホニル、C2〜C8ジアルキルアミノスルホニル、C3〜C10トリアルキルシリル、C1〜C6アルキルアミノ、C2〜C8ジアルキルアミノ、C2〜C8アルキルカルボニルアミノ、C1〜C6アルキルスルホニルアミノ、ナフタレニル、−O(CR11R12)nGAまたは−(CR11R12)nGAであり;
各Rxは、独立して、H、C1〜C3アルキルまたはC3〜C7シクロアルキルであり;
各W1、W2、W3、W4、W5およびW6は、独立して、OまたはSであり;ならびに
各nは、独立して、0〜3から選択される整数である]
の化合物(すべての幾何異性体および立体異性体を含む)、そのN−オキシドおよび塩、これらを含有する農学的組成物、ならびに、除草剤としてのこれらの使用に関する。]
[0007] より具体的には、本発明は、式1の化合物(すべての幾何異性体および立体異性体を含む)、そのN−オキシドまたは塩に関する。本発明はまた、除草的に有効な量の式1の化合物と、界面活性剤、固体希釈剤および液体希釈剤からなる群から選択される少なくとも1種の構成成分とを含む除草組成物に関する。本発明は、植生またはその環境に、除草的に有効な量の式1の化合物(例えば、本明細書に記載の組成物として)を接触させる工程を含む、望ましくない植生の生長を防除する方法にさらに関する。]
[0008] 本明細書において用いられるところ、「を含む(comprises)」、「を含む(comprising)」、「を含む(includes)」、「を含む(including)」、「を有する(has)」、「を有する(having)」、「を含有する(contains)」または「を含有する(containing)」という用語またはその他の変形のいずれかは、非排他的な包含をカバーすることを意図する。例えば、一連の構成要素を含む組成物、混合物、プロセス、方法、物品、または装置は、これらの構成要素のみに必ずしも制限されないが、明記されていない、またはこのような組成物、プロセス、方法、物品、または装置に固有の他の構成要素を包含してもよい。さらに、そうでないと明示的に記載されていない限りにおいて、「または」は、排他的なまたはではなく包含的なまたはを指す。例えば、条件AまたはBは以下のいずれか一方により充足される:Aが真であり(または存在する)およびBが偽である(または存在しない)、Aが偽であり(または存在しない)およびBが真である(または存在する)、およびAおよびBの両方が真である(または存在する)。]
[0009] また、本発明の構成要素または構成成分に先行する不定冠詞「a」および「an」は、構成要素または構成成分の例(すなわち出現)の数に関して非制限的であることが意図される。従って「a」または「an」は、1つ、または少なくとも1つを包含すると読解されるべきであり、および構成要素または構成成分の単数形の語はまた、その数が明らかに単数であることを意味する場合を除き複数形を包含する。]
[0010] 本明細書において参照されるところ、単独で、または、「広葉雑草」などの語において用いられる「広葉」という用語は、2枚の子葉を有する胚芽によって特徴付けられる被子植物の群を説明するために用いられる用語である、双子葉植物(dicot)または双子葉植物(dicotyledon)を意味する。]
[0011] 上記において、「アルキル」という用語は、「アルキルチオ」または「ハロアルキル」などの単独でまたは複合語のいずれかで用いられ、メチル、エチル、N−プロピル、i−プロピル、または異なるブチル、ペンチルまたはヘキシル異性体などの直鎖または分岐アルキルが挙げられる。「アルケニル」としては、エテニル、1−プロペニル、2−プロペニル、および異なるブテニル、ペンテニルおよびヘキセニル異性体などの直鎖または分岐アルケンが挙げられる。「アルケニル」としてはまた、1,2−プロパジエニルおよび2,4−ヘキサジエニルなどのポリエンが挙げられる。「アルキニル」としては、エチニル、1−プロピニル、2−プロピニルおよび異なるブチニル、ペンチニルおよびヘキシニル異性体などの直鎖または分岐アルキンが挙げられる。「アルキニル」としてはまた、2,5−ヘキサジイニル(hexadiynyl)などの複数の三重結合から構成される部分を挙げることが可能である。]
[0012] 「アルコキシ」としては、例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロピルオキシ、イソプロピルオキシおよび異なるブトキシ、ペントキシおよびヘキシルオキシ異性体が挙げられる。「アルコキシアルキル」は、アルキル上でのアルコキシ置換を表す。「アルコキシアルキル」の例としては、CH3OCH2、CH3OCH2CH2、CH3CH2OCH2、CH3CH2CH2CH2OCH2およびCH3CH2OCH2CH2が挙げられる。「アルコキシアルコキシ」は、アルコキシ上でのアルコキシ置換を表す。「アルコキシアルコキシアルキル」は、アルコキシアルキル部分の直鎖または分岐アルコキシ部分に結合された少なくとも1種の直鎖または分岐アルコキシ部分を表す。「アルコキシアルコキシアルキル」の例としては、CH3OCH2OCH2−、CH3CH2O(CH3)CHOCH2−および(CH3O)2CHOCH2−が挙げられる。「アルキルチオ」としては、メチルチオ、エチルチオ、および異なるプロピルチオ、ブチルチオ、ペンチルチオおよびヘキシルチオ異性体などの分岐または直鎖アルキルチオ部分が挙げられる。「アルキルスルフィニル」としては、アルキルスルフィニル基の両方のエナンチオマーが挙げられる。「アルキルスルフィニル」の例としては、CH3S(O)−、CH3CH2S(O)−、CH3CH2CH2S(O)−、(CH3)2CHS(O)−および異なるブチルスルフィニル、ペンチルスルフィニルおよびヘキシルスルフィニル異性体が挙げられる。「アルキルスルホニル」の例としては、CH3S(O)2−、CH3CH2S(O)2−、CH3CH2CH2S(O)2−、(CH3)2CHS(O)2−、および異なるブチルスルホニル、ペンチルスルホニルおよびヘキシルスルホニル異性体が挙げられる。「アルキルチオアルキル」は、アルキル上でのアルキルチオ置換を表す。「アルキルチオアルキル」の例としては、CH3SCH2、CH3SCH2CH2、CH3CH2SCH2、CH3CH2CH2CH2SCH2およびCH3CH2SCH2CH2が挙げられる。「アルキルアミノ」、「ジアルキルアミノ」等は、上記の例と同様に定義される。]
[0013] 「シクロアルキル」としては、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルが挙げられる。「アルキルシクロアルキル」という用語は、シクロアルキル部分上でのアルキル置換を表し、例えば、エチルシクロプロピル、i−プロピルシクロブチル、3−メチルシクロペンチルおよび4−メチルシクロヘキシルが挙げられる。「シクロアルキルアルキル」という用語は、アルキル部分上でのシクロアルキル置換を表す。「シクロアルキルアルキル」の例としては、シクロプロピルメチル、シクロペンチルエチル、および直鎖または分岐アルキル基に結合した他のシクロアルキル部分が挙げられる。「シクロアルキルシクロアルキル」という用語は、他のシクロアルキル基で置換されているシクロアルキル基を表す。「シクロアルキルシクロアルキル」の例としては、2−シクロプロピルシクロプロピルおよび3−シクロプロピルシクロペンチルが挙げられる。「ハロシクロアルキルアルキル」という用語は、シクロアルキルアルキル部分のシクロアルキル部分、アルキル部分または両方上でのハロゲン置換を表す。「ハロシクロアルキルアルキル」の例としては、2−クロロシクロプロピルメチル、シクロペンチル−1−クロロエチル、および3−クロロシクロペンチル−1−クロロエチルが挙げられる。「シクロアルコキシ」という用語は、シクロペンチルオキシおよびシクロヘキシルオキシなどの酸素原子を介して結合されたシクロアルキルを表す。「シクロアルキルアルコキシ」は、アルキル鎖に結合している酸素原子を介して結合されたシクロアルキルアルキルを表す。「シクロアルキルアルコキシ」の例としては、シクロプロピルメトキシ、シクロペンチルエトキシ、および直鎖または分岐アルコキシ基に結合された他のシクロアルキル部分が挙げられる。「シクロアルケニル」としては、1,3−および1,4−シクロヘキサジエニルなどの2つ以上の二重結合を有する基、ならびに、シクロペンテニルおよびシクロヘキセニルなどの基が挙げられる。]
[0014] 「テトラヒドロピラン」という用語は、5個の炭素原子と1個の酸素原子から構成される環員を有する6員環を表す。式1の化合物の残りへのテトラヒドロピラン環の結合点は、5個の炭素原子のいずれか1つである。「チエン」という用語は、1個の硫黄原子と4個の炭素原子とを含有する5員芳香族環を指す。]
[0015] 「ハロゲン」という用語は、単独または「ハロアルキル」などの複合語の一方で、または「ハロゲンで置換されたアルキル」などの記載で用いられるとき、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素を含む。さらに、「ハロアルキル」などの複合語で用いられるとき、または「ハロゲンで置換されたアルキル」などの記載で用いられるとき、前記アルキルは、同一であっても異なっていてもよいハロゲン原子で部分的にまたは完全に置換されていてもよい。「ハロアルキル」または「ハロゲンで置換されたアルキル」の例としては、F3C−、ClCH2−、CF3CH2−およびCF3CCl2−が挙げられる。「ハロシクロアルキル」、「ハロアルコキシ」、「ハロアルキルチオ」「ハロアルケニル」「ハロアルキニル」等という用語は、用語「ハロアルキル」と同様に定義される。「ハロアルコキシ」の例としては、CF3O−、CCl3CH2O−、HCF2CH2CH2O−およびCF3CH2O−が挙げられる。「ハロアルキルチオ」の例としては、CCl3S−、CF3S−、CCl3CH2S−およびClCH2CH2CH2S−が挙げられる。「ハロアルキルスルフィニル」の例としては、CF3S(O)−、CCl3S(O)−、CF3CH2S(O)−およびCF3CF2S(O)−が挙げられる。「ハロアルキルスルホニル」の例としては、CF3S(O)2−、CCl3S(O)2−、CF3CH2S(O)2−およびCF3CF2S(O)2−が挙げられる。「ハロアルケニル」の例としては、(Cl)2C=CHCH2−およびCF3CH2CH=CHCH2−が挙げられる。「ハロアルキニル」の例としては、HC≡CCHCl−、CF3C≡C−、CCl3C≡C−およびFCH2C≡CCH2−が挙げられる。「ハロアルコキシアルコキシ」の例としては、CF3OCH2O−、ClCH2CH2OCH2CH2O−、Cl3CCH2OCH2O−、ならびに、分岐アルキル誘導体が挙げられる。「ハロアルキルアミノアルキル」は、アルキルアミノアルキル基で置換されたハロゲン基を表す。「ハロアルキルアミノアルキル」としては、いずれかのアルキル基、ならびに、窒素に結合したハロゲン基が挙げられる。「ハロアルキルアミノアルキル」の例としては、CH3NHCH2CHCl−、(CH3)CHClCH(CH3)NHCH2−およびCH3NClCH(CH3)−が挙げられる。「ハロジアルキルアミノ」という用語は、ジアルキルアミノ基のいずれかのアルキル部分で置換された少なくとも1個のハロゲン基を表す。「ハロジアルキルアミノ」の例としては、CF3(CH3)N−、(CF3)2N−およびCH2Cl(CH3)N−が挙げられる。「シクロアルキルアミノ」とは、アミノ窒素原子が、シクロアルキルラジカルおよび水素原子に結合していることを意味し、シクロプロピルアミノ、シクロブチルアミノ、シクロペンチルアミノおよびシクロヘキシルアミノなどの基が挙げられる。]
[0016] 「アルキルカルボニル」は、C(=O)部分に結合した直鎖または分岐アルキル部分を表す。「アルキルカルボニル」の例としては、CH3C(=O)−、CH3CH2CH2C(=O)−および(CH3)2CHC(=O)−が挙げられる。「アルコキシカルボニル」の例としては、CH3OC(=O)−、CH3CH2OC(=O)、CH3CH2CH2OC(=O)−、(CH3)2CHOC(=O)−および異なるブトキシ−またはペンタオキシカルボニル異性体が挙げられる。「シクロアルキルアルコキシカルボニル」という用語は、オキシカルボニル部分の酸素原子に結合されたシクロアルキルアルキル部分を表す。「シクロアルキルアルコキシカルボニル」の例としては、シクロプロピル−CH2OC(=O)−、シクロプロピル−CH(CH3)OC(=O)−およびシクロペンチル−CH2OC(=O)−が挙げられる。]
[0017] 置換基中の炭素原子の総数が接頭語「Ci〜Cj」により示されており、ここで、iおよびjは1〜14の数である。例えば、C1〜C4アルキルスルホニルはメチルスルホニルからブチルスルホニルを指し;C2アルコキシアルキルはCH3OCH2を指し;C3アルコキシアルキルは、例えば、CH3CH(OCH3)、CH3OCH2CH2またはCH3CH2OCH2を指し;およびC4アルコキシアルキルは、合計で4個の炭素原子を含有するアルコキシ基でされた置換アルキル基の種々の異性体を指し、例としては、CH3CH2CH2OCH2およびCH3CH2OCH2CH2が挙げられる。]
[0018] 「任意により置換されている」という用語は、未置換であるか、または、置換されていることを意味する。従って、任意により置換されている基(すなわちラジカル)は、未置換であるか、または、少なくとも1個の非水素置換基を有する。任意により置換されている基が任意の置換基を特定することなく定義されている場合、この基は、未置換であるか、または、未置換の類似体が有する生物学的活性を消失させない少なくとも1個の非水素置換基である。可能な置換基の列挙が特定されている場合、任意の置換基は、独立して、この列挙から選択される。特定の限定が言及されていない限りにおいて、基は、基におけるいずれかの利用可能な炭素または窒素原子上の非水素置換基で水素原子を置き換えることにより受け入れられることが可能である限り多くの任意の置換基で置換されることが可能である。しかも、各置換は、他とは独立している。「任意により置換されている」という用語にJについて列挙されている基などの限定が伴っている場合、置換のためのさらなる位置が利用可能であるとしても、任意の置換基の数は、この限定を超えることはできない。従って、例えば、「5個以下の置換基で任意により置換されている」という句は、置換のために利用可能な位置の数が伴う場合、置換基が不在であり得ること、1個の置換基が存在し得ること、または5個以下の置換基が存在し得ることを意味する。]
[0019] 下付文字が、例えば(R)i〜jといった範囲を示す場合には、置換基の数は、i以上j以下の間の整数から選択され得る。例えばR1、R2、R3、R9、R10、R11、R12またはR13といった、基が水素であることが可能である置換基を含有する場合に、この置換基が水素とされる場合には、これは、前記基は未置換であることと等しいと認識される。例えば(CR11R12)n(式中、nは0であり得る)のように、連接基が任意により存在すると示される場合、この連接基は直接的な結合であってもよい(すなわち、nが0である場合)。基上の1つ以上の位置が「置換されていない」か、または、「未置換である」と言われる場合には、有効原子価のいずれかを埋めるために水素原子が結合されている。]
[0020] 「芳香族」は、環原子の各々が基本的に同一の平面内にあると共に環平面に垂直なp−軌道を有すること、および、(4n+2)π電子(nは正の整数である)が環に関連してヒュッケルの法則に従っていることを示す。完全不飽和炭素環がヒュッケルの法則を満たす場合、前記環はまた「芳香族環」とも呼ばれる。完全不飽和複素環がヒュッケルの法則を満たす場合、前記環はまた「芳香族複素環」とも呼ばれる。他に示されていない限りにおいて、複素環は、いずれかの利用可能な炭素または窒素を介して、前記炭素または窒素上の水素を置き換えることにより結合されることが可能である。]
[0021] J、G、またはGAが5員もしくは6員窒素芳香族複素環である場合、これは、他に記載がない限りにおいて、いずれかの利用可能な炭素環原子または窒素環原子を介して式1の残りに結合していることが可能である。上記のとおり、各JおよびGAは、(とりわけ)独立して、発明の概要において定義されている置換基の群から選択される1個以上の置換基で任意により置換されているフェニルであることが可能である。1〜5個の置換基で任意により置換されているフェニルの例は、提示1においてU−1(式中、Rvは、発明の概要においてJおよびGAについて定義されているRuであると共に、rは0〜5の整数である)と例示されている環である。]
[0022] 上記のとおり、JおよびGAは、発明の概要において定義されている置換基の群から選択される1個以上の置換基で置換されているか、または、任意により置換されている、(とりわけ)5員もしくは6員芳香族複素環であることが可能である。1個以上の置換基で置換されているか、または、任意により置換されている5員もしくは6員芳香族複素環の例としては、提示1において例示されている環U−2〜U−61(式中、Rvは、JおよびGAについて発明の概要において定義されているいずれかの置換基(すなわちRu)であると共に、rは、各U基上の利用可能な位置の数によって限定される0〜4の整数である)が挙げられる。U−1〜U−61において、ラジカル(Rv)rは、発明の概要、ならびに、すべての実施形態、実施例、表およびスキームにおける(Ru)pに対応する。下付文字「r」は、U−1〜U−61に存在することが可能であるRv(Ruの数を表す「p」に対応する)置換基の数を表す。U−29、U−30、U−36、U−37、U−38、U−39、U−40、U−41、U−42およびU−43が有する利用可能な位置は1つだけであるため、これらのU基について、rは整数0または1に限定されており、rが0であることは、U基は未置換であると共に水素が(Rv)rにより示される位置に存在していることを意味する。]
[0023] ]
[0024] ]
[0025] Rv(すなわち、Ru)基が構造U−1〜U−61中に示されているが、これらは任意の置換基であるために存在している必要はないことに注目されたい。原子価を満たすために置換される必要がある窒素原子は、HまたはRv(すなわち、Ru)で置換されている。(Rv)r(すなわち、(Ru)p)とU基との間の結合点が浮いて図示されている場合、(Rv)r(すなわち、(Ru)p)は、U基のいずれかの利用可能な炭素原子または窒素原子に結合されることが可能であることに注目されたい。U基上の結合点が浮いて図示されている場合、U基は、水素原子の置き換えによってU基のいずれかの利用可能な炭素または窒素を介して式1の残りに結合されることが可能であることに注目されたい。いくつかのU基は、4個未満のRv基(例えば、U−2〜U−5、U−7〜U−48、およびU−52〜U−61)でのみ置換されることが可能であることに注目されたい。]
[0026] 広く多様な合成方法が技術分野において公知であり、芳香族および非芳香族複素環および環系の調製が可能である;詳細な概説については、8巻セットComprehensive Heterocyclic Chemistry、A.R.KatritzkyおよびC.W.Rees編集長、Pergamon Press、Oxford、1984年および12巻セットのComprehensive Heterocyclic Chemistry II、A.R.Katritzky、C.W.ReesおよびE.F.V.Scriven編集長、Pergamon Press、Oxford、1996年を参照のこと。]
[0027] 本発明の化合物は、1つ以上の立体異性体として存在することが可能である。種々の立体異性体としては、エナンチオマー、ジアステレオマー、アトロプ異性体および幾何異性体が挙げられる。当業者は、1つの立体異性体が、より有効であり得、および/または他の立体異性体に比して濃縮されたとき、もしくは他の立体異性体から分離されたときに有益な効果を示し得ることを理解するであろう。さらに、当業者には、前記立体異性体をどのように分離し、濃縮しおよび/または選択的に調製するかが公知である。本発明の化合物は、立体異性体の混合物、個別の立体異性体として、または光学的に活性な形態として存在し得る。]
[0028] 当業者は、窒素はオキシドへの酸化に利用可能な孤立電子対を必要とするため、窒素含有複素環のすべてがN−オキシドを形成することが可能であるわけではないことを認識するであろう;当業者は、N−オキシドを形成することが可能である窒素含有複素環を見極めるであろう。当業者はまた、第三級アミンがN−オキシドを形成することが可能であることを認知するであろう。複素環および第三級アミンのN−オキシドの調製のための合成方法は、当業者によってきわめて周知であり、複素環および第三級アミンの、過酢酸およびm−クロロ過安息香酸(MCPBA)などのペルオキシ酸;過酸化水素;t−ブチルヒドロ過酸化物などのアルキルヒドロ過酸化物;過ホウ酸ナトリウム;ならびにジメチルジオキシランなどのジオキシシランでの酸化が挙げられる。N−オキシドの調製のためのこれらの方法は、文献において広範に記載されおよび概説されてきており、例えば:「Comprehensive Organic Synthesis」、第7巻、748〜750頁、S.V.Ley編、Pergamon PressにおけるT.L.Gilchrist;「Comprehensive Heterocyclic Chemistry」、第3巻、18〜20頁、A.J.BoultonおよびA.McKillop編、Pergamon PressにおけるM.TislerおよびB.Stanovnik;「Advances in Heterocyclic Chemistry」、第43巻、149〜161頁、A.R.Katritzky編、Academic PressにおけるM.R.GrimmettおよびB.R.T.Keene;「Advances in Heterocyclic Chemistry」、第9巻、285〜291頁、A.R.KatritzkyおよびA.J.Boulton編、Academic PressにおけるM.TislerおよびB.Stanovnik;および「Advances in Heterocyclic Chemistry」、第22巻、390〜392頁、A.R.KatritzkyおよびA.J.Boulton編、Academic PressにおけるG.W.H.CheesemanおよびE.S.G.Werstiukを参照されたい。]
[0029] 当業者は、環境において、および、生理的条件下では、化学化合物の塩は対応する非塩形態と平衡状態にあるために、塩は、非塩形態の生物学的実用性を共有することを認識する。それ故、式1の化合物の広く多様な塩が、望ましくない植生を防除するために有用(すなわち、農学的に好適)である。式1の化合物の塩としては、臭化水素酸、塩酸、硝酸、リン酸、硫酸、酢酸、酪酸、フマル酸、乳酸、マレイン酸、マロン酸、シュウ酸、プロピオン酸、サリチル酸、酒石酸、4−トルエンスルホン酸または吉草酸などの無機酸または有機酸での酸付加塩が挙げられる。式1の化合物がカルボン酸またはエノールなどの酸性部分を含有する場合(例えば、R3がHである場合)、塩としてはまた、ピリジン、トリエチルアミンあるいはアンモニア;または、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウムまたはバリウムのアミド、水和物、水酸化物あるいは炭酸塩などの有機または無機塩基で形成されるものが挙げられる。従って、本発明は、式1、そのN−オキシドおよび農学的に好適な塩から選択される化合物を含む。]
[0030] 当業者は、式1の化合物、そのN−オキシドおよび塩は、典型的には2つ以上の形態で存在すると共に、式1、そのN−オキシドおよび塩は、それ故、化合物が表すすべての結晶形および非結晶形を含むことを認識する。非結晶形は、ワックスおよびガムなどの固形分である実施形態、ならびに、溶液および溶融物などの液体である実施形態を含む。結晶形は、基本的に単結晶タイプを表す実施形態および異形体(すなわち、異なる結晶タイプ)の混合物を表す実施形態を含む。「異形体」という用語は、異なる結晶形で結晶化することが可能である化学化合物の特定の結晶形を指し、これらの形態は、結晶格子中において分子の異なる配置および/または立体構造を有する。異形体は同一の化学組成を有することが可能であるが、これらは、格子に弱くまたは強固に結合することが可能である共結晶化水または他の分子の存在または不在によって、異なる組成を有することも可能である。異形体は、結晶形状、密度、硬度、色、化学安定性、融点、吸湿性、懸垂性、溶解速度および生物学的利用可能性などの、化学的、物理的および生物学的特性が異なっていることが可能である。当業者は、式1の化合物またはそのN−オキシドあるいは塩の異形体は、同一の式1の化合物またはそのN−オキシドあるいは塩の他の異形体または異形体の混合物と比して、有益な効果(例えば、有用な配合物の調製に対する好適性、向上した生物学的性能)を発揮することが可能であることを認識するであろう。式1の化合物またはそのN−オキシドあるいは塩の特定の異形体の調製および単離は、例えば、選択された溶剤および温度を用いる結晶化を含む当業者に公知である方法によって達成されることが可能である。]
[0031] 発明の概要に記載の本発明の実施形態は以下に記載のものを含む。以下の実施形態において、式1はそのN−オキシドおよび塩を含み、「式1の化合物」への言及は、実施形態においてさらに定義されていない限りにおいて、発明の概要において特定されている置換基の定義を含む。]
[0032] 実施形態1.式1の化合物であって、式中、R1は、H、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C4〜C10アルキルシクロアルキル、C4〜C10シクロアルキルアルキル、C6〜C14シクロアルキルシクロアルキル、C4〜C10ハロシクロアルキルアルキル、C5〜C12アルキルシクロアルキルアルキル、C3〜C8シクロアルケニル、C3〜C8ハロシクロアルケニル、C2〜C8アルコキシアルキル、C4〜C10シクロアルコキシアルキル、C3〜C10アルコキシアルコキシアルキル、C2〜C8アルキルチオアルキル、C2〜C8アルキルスルフィニルアルキルまたはC2〜C8アルキルスルホニルアルキルである。]
[0033] 実施形態1a.実施形態1の化合物であって、式中、R1は、H、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C4〜C10アルキルシクロアルキル、C4〜C10シクロアルキルアルキル、C6〜C14シクロアルキルシクロアルキル、C4〜C10ハロシクロアルキルアルキル、C5〜C12アルキルシクロアルキルアルキル、C2〜C8アルコキシアルキル、C4〜C10シクロアルコキシアルキルまたはC3〜C10アルコキシアルコキシアルキルである。]
[0034] 実施形態2.実施形態1aの化合物であって、式中、R1は、H、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキルまたはC3〜C8シクロアルキルである。]
[0035] 実施形態3.実施形態2の化合物であって、式中、R1は、HまたはC1〜C6アルキルである。]
[0036] 実施形態4.実施形態3の化合物であって、式中、R1はCH3である。]
[0037] 実施形態4a.式1の化合物であって、式中、R1はC4〜C9シクロアルキルカルボニルである。]
[0038] 実施形態4b.実施形態4aの化合物であって、式中、R1はシクロプロピルカルボニルである。]
[0039] 実施形態4c.式1の化合物であって、式中、R1はテトラヒドロピラニルである。]
[0040] 実施形態5.式1または実施形態1〜4cのいずれか1つの化合物であって、式中、H、ハロゲン、シアノ、−C(=O)OH、−C(=O)NH2、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C4〜C10アルキルシクロアルキル、C4〜C10シクロアルキルアルキル、C6〜C14シクロアルキルシクロアルキル、C4〜C10ハロシクロアルキルアルキル、C5〜C12アルキルシクロアルキルアルキル、C3〜C8シクロアルケニル、C3〜C8ハロシクロアルケニル、C2〜C8アルコキシアルキル、C4〜C10シクロアルコキシアルキル、C3〜C10アルコキシアルコキシアルキル、C2〜C8アルキルチオアルキル、C2〜C8アルキルスルフィニルアルキル、C2〜C8アルキルスルホニルアルキル、C2〜C8アルコキシカルボニル、C4〜C10シクロアルコキシカルボニル、C5〜C12シクロアルキルアルコキシカルボニル、C2〜C8アルキルアミノカルボニル、C3〜C10ジアルキルアミノカルボニル、C4〜C10シクロアルキルアミノカルボニル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルチオまたはC1〜C6ハロアルキルチオ。]
[0041] 実施形態5a.実施形態5の化合物であって、式中、R2は、H、ハロゲン、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C4〜C10アルキルシクロアルキル、C4〜C10シクロアルキルアルキル、C6〜C14シクロアルキルシクロアルキル、C4〜C10ハロシクロアルキルアルキル、C5〜C12アルキルシクロアルキルアルキル、C3〜C8シクロアルケニル、C3〜C8ハロシクロアルケニル、C2〜C8アルコキシアルキル、C2〜C8アルコキシカルボニル、C1〜C6アルコキシまたはC1〜C6ハロアルコキシである。]
[0042] 実施形態5b.実施形態5の化合物であって、式中、R2は、H、ハロゲン、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C8シクロアルキル、C2〜C8アルコキシアルキルまたはC1〜C4アルコキシである。]
[0043] 実施形態5c.実施形態5bの化合物であって、式中、R2は、H、ハロゲン、C1〜C6アルキルまたはC1〜C4アルコキシである。]
[0044] 実施形態5d.実施形態5cの化合物であって、式中、R2は、H、Cl、CH3、EtまたはOMeである。]
[0045] 実施形態6.実施形態5の化合物であって、式中、R2は、H、ハロゲン、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C8シクロアルキルまたはC2〜C8アルコキシアルキルである。]
[0046] 実施形態7.実施形態6の化合物であって、式中、R2は、H、ハロゲンまたはC1〜C6アルキルである。]
[0047] 実施形態8.実施形態7の化合物であって、式中、R2は、H、Cl、CH3またはEt(すなわちCH2CH3)である。]
[0048] 実施形態9.実施形態5dまたは8の化合物であって、式中、R2はHである。]
[0049] 実施形態10.実施形態5dまたは8の化合物であって、式中、R2はClである。]
[0050] 実施形態11.実施形態5dまたは8の化合物であって、式中、R2はCH3である。]
[0051] 実施形態12.式1または実施形態1〜11のいずれか1つの化合物であって、式中、R3は、H、−C(=W6)R4、−C(=W2)W3R5、−S(=O)2R6または−C(=W5)NR9R10である。]
[0052] 実施形態12a.実施形態12の化合物であって、式中、R3は、H、−CO2−i−Pr(すなわち−CO2CH(CH3)2)、−CO2−i−Bu(すなわち−CO2CH2CH(CH3)2)、CO−(2−クロロフェニル)または−CO−c−Pr(すなわち−C(O)−シクロプロピル)である。]
[0053] 実施形態12b.実施形態12aの化合物であって、式中、R3は、H、CO2−i−PrまたはCO−t−Buである。]
[0054] 実施形態12c.実施形態12bの化合物であって、式中、R3は、HまたはCO2−i−Prである。]
[0055] 実施形態13.実施形態12の化合物であって、式中、R3はHである。]
[0056] 実施形態14.実施形態12の化合物であって、式中、R3は−C(=W6)R4である。]
[0057] 実施形態15.実施形態12の化合物であって、式中、R3は−C(=W2)W3R5である。]
[0058] 実施形態16.実施形態12の化合物であって、式中、R3は−S(=O)2R6である。]
[0059] 実施形態17.実施形態12の化合物であって、式中、R3は−C(=W5)NR9R10である。]
[0060] 実施形態18.式1または実施形態1〜17のいずれか1つの化合物であって、式中、化合物は塩の形態である。]
[0061] 実施形態18a.式1または実施形態1〜18のいずれか1つの化合物であって、式中、各W6は、独立してOである。]
[0062] 実施形態18b.式1または実施形態1〜18のいずれか1つの化合物であって、式中、各W6は独立してSである。]
[0063] 実施形態19.式1または実施形態1〜18bのいずれか1つの化合物であって、式中、各R4は、独立して、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C4〜C10アルキルシクロアルキル、C4〜C10シクロアルキルアルキル、C5〜C12アルキルシクロアルキルアルキル、C3〜C8シクロアルケニル、C2〜C8アルコキシアルキル、C4〜C10シクロアルコキシアルキル、C3〜C10アルコキシアルコキシアルキル、C2〜C8アルキルチオアルキル、ナフタレニルまたは−(CR11R12)nGAである。]
[0064] 実施形態20.実施形態19の化合物であって、式中、各R4は、独立して、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C8シクロアルキル、ナフタレニルまたは−(CR11R12)nGAである。]
[0065] 実施形態21.実施形態20の化合物であって、式中、各R4は、独立して、C1〜C6アルキルである。]
[0066] 実施形態22.実施形態21の化合物であって、式中、各R4はt−Bu(すなわちC(CH3)3)である。]
[0067] 実施形態23.式1または実施形態1〜22のいずれか1つの化合物であって、式中、各W2はOである。]
[0068] 実施形態24.式1または実施形態1〜22のいずれか1つの化合物であって、式中、各W2はSである。]
[0069] 実施形態25.式1または実施形態1〜24のいずれか1つの化合物であって、式中、各W3はOである。]
[0070] 実施形態26.式1または実施形態1〜24のいずれか1つの化合物であって、式中、各W3はSである。]
[0071] 実施形態27.式1または実施形態1〜26のいずれか1つの化合物であって、式中、各R5は、独立して、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C4〜C10アルキルシクロアルキル、C4〜C10シクロアルキルアルキル、C5〜C12アルキルシクロアルキ
ルアルキル、C3〜C8シクロアルケニル、C2〜C8アルコキシアルキル、C4〜C10シクロアルコキシアルキル、C3〜C10アルコキシアルコキシアルキル、C2〜C8アルキルチオアルキル、ナフタレニルまたは−(CR11R12)nGAである。]
[0072] 実施形態28.実施形態27の化合物であって、式中、各R5は、独立して、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C8シクロアルキル、ナフタレニルまたは−(CR11R12)nGAである。]
[0073] 実施形態29.実施形態28の化合物であって、式中、各R5は、独立して、C1〜C6アルキルである。]
[0074] 実施形態30.実施形態29の化合物であって、式中、各R5は、独立して、CH3またはi−Pr(すなわちCH(CH3)2である。]
[0075] 実施形態31.式1または実施形態1〜30のいずれか1つの化合物であって、式中、各R6は、独立して、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C4〜C10アルキルシクロアルキル、C4〜C10シクロアルキルアルキル、C2〜C8アルコキシアルキル、C4〜C10シクロアルコキシアルキル、C3〜C10アルコキシアルコキシアルキル、C2〜C8アルキルチオアルキル、C1〜C6アルキルアミノ、C2〜C8ジアルキルアミノ、C2〜C6ハロアルキルアミノ、C2〜C8ハロジアルキルアミノ、C3〜C8シクロアルキルアミノ、C2〜C8アルキルカルボニルアミノ、C2〜C8ハロアルキルカルボニルアミノ、ナフタレニルまたは−(CR11R12)nGAである。]
[0076] 実施形態32.実施形態31の化合物であって、式中、各R6は、独立して、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C8シクロアルキル、C1〜C6アルキルアミノ、C2〜C8ジアルキルアミノ、ナフタレニルまたは−(CR11R12)nGAである。]
[0077] 実施形態33.実施形態32の化合物であって、式中、各R6は、独立して、C1〜C6アルキルである。]
[0078] 実施形態34.実施形態33の化合物であって、式中、各R6はCH3である。]
[0079] 実施形態35.式1または実施形態1〜34のいずれか1つの化合物であって、式中、各W5はOである。]
[0080] 実施形態36.式1または実施形態1〜34のいずれか1つの化合物であって、式中、各W5はSである。]
[0081] 実施形態37.式1または実施形態1〜36のいずれか1つの化合物であって、式中、各R9は、独立して、H、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C2〜C8アルコキシアルキル、ナフタレニルまたは−(CR11R12)nGAである。]
[0082] 実施形態38.実施形態37の化合物であって、式中、各R9は、独立して、H、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C2〜C8アルコキシアルキル、ナフタレニルまたは−(CR11R1
2)nGAである。]
[0083] 実施形態39.実施形態38の化合物であって、式中、各R9は、独立して、HまたはC1〜C6アルキルである。]
[0084] 実施形態40.実施形態39の化合物であって、式中、各R9は、独立して、HまたはCH3である。]
[0085] 実施形態41.実施形態40の化合物であって、式中、各R9はHである。]
[0086] 実施形態42.実施形態41の化合物であって、式中、各R9はCH3である。]
[0087] 実施形態43.式1または実施形態1〜42のいずれか1つの化合物であって、式中、各R10は、独立して、H、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキルまたはC3〜C8シクロアルキルである。]
[0088] 実施形態44.実施形態43の化合物であって、式中、各R10は、独立して、H、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキルまたはC3〜C8シクロアルキルである。]
[0089] 実施形態45.実施形態44の化合物であって、式中、各R10は、独立して、HまたはC1〜C6アルキルである。]
[0090] 実施形態46.実施形態45の化合物であって、式中、各R10は、独立して、HまたはCH3である。]
[0091] 実施形態47.実施形態46の化合物であって、式中、各R10はHである。]
[0092] 実施形態48.式1または実施形態1〜36のいずれか1つの化合物であって、式中、R9およびR10が、これらが結合している窒素と一緒になって複素環を形成している場合、環は、5員〜6員であると共に、結合窒素に追加して、炭素、ならびに、任意によりO、SおよびNR13から選択される環員を含有し、炭素環員は任意によりC(=O)の形態であると共に、環は、炭素環員上で、ハロゲン、−CN、C1〜C3アルキルおよびC1〜C3アルコキシからなる群から独立して選択される4個以下の置換基で任意により置換されている。]
[0093] 実施形態49.実施形態48の化合物であって、式中、R9およびR10が、これらが結合している窒素と一緒になって複素環を形成している場合、環は、5員〜6員であると共に、結合窒素に追加して、炭素、ならびに、任意によりOおよびSから選択される環員を含有し、炭素環員は任意によりC(=O)の形態であると共に、環は、炭素環員上で、ハロゲン、C1〜C3アルキルおよびC1〜C3アルコキシからなる群から独立して選択される3個以下の置換基で任意により置換されている。]
[0094] 実施形態50.実施形態49の化合物であって、式中、R9およびR10が、これらが結合している窒素と一緒になって複素環を形成している場合、環は、5員〜6員であると共に、結合窒素に追加して、炭素および任意によりOから選択される環員を含有し、環は、炭素環員上で、ハロゲンおよびC1〜C3アルキルからなる群から独立して選択される3個以下の置換基で任意により置換されている。]
[0095] 実施形態51.式1または実施形態1〜50のいずれか1つの化合物であって、式中、化合物は金属塩の形態である。]
[0096] 実施形態52.式1または実施形態1〜50のいずれか1つの化合物であって、式中、化合物はアンモニウム塩の形態である。]
[0097] 実施形態53.実施形態51の化合物であって、式中、金属塩はアルカリ金属塩である。]
[0098] 実施形態54.実施形態53の化合物であって、式中、金属塩は、ナトリウムまたはカリウム塩である。]
[0099] 実施形態54a.式1または実施形態1〜54のいずれか1つの化合物であって、式中、Gはフェニル以外である。]
[0100] 実施形態55.式1または実施形態1〜54のいずれか1つの化合物であって、式中、Gは、フェニル環、または、5員もしくは6員芳香族複素環であって、各環は、窒素環員上のRxで任意により置換されていると共に、炭素環員上のRwから選択される2個以下の置換基で任意により置換されている。]
[0101] 実施形態55a.式1または実施形態1〜55のいずれか1つの化合物であって、式中、各Rxは、独立して、HまたはC1〜C3アルキルである。]
[0102] 実施形態56.式1または実施形態1〜55aのいずれか1つの化合物であって、式中、Gは、提示2;]
[0103] ]
[0104] ]
[0105] (式中、左側に突出している結合は式1のピリダジノン環に結合されていると共に、右側に突出している結合はJに結合しており;および、xは、0〜2から選択される整数である)
に示されているG−1〜G−72の1つである。]
[0106] 実施形態57.実施形態56の化合物であって、式中、Gは、Gの2位以外の箇所でJに結合している。]
[0107] 実施形態57a.実施形態56の化合物であって、式中、Gは、Gの3位または4位でJに結合している。]
[0108] 実施形態57b.実施形態56〜57aのいずれか1つの化合物であって、式中、Gは、G−3〜G−6、G−9〜G−18、G−22〜G−31、G−33〜G−35、G−39〜G−45、G−48、G−50、G−53〜G−60、G−62〜G−65およびG−68〜G−71から選択される。]
[0109] 実施形態58.実施形態57bの化合物であって、式中、Gは、G−12〜G−15、G−26〜G−29、G−34、G−35、G−54およびG−65から選択される。]
[0110] 実施形態59.実施形態58の化合物であって、式中、Gは、G−12、G−15、G−26、G−28、G−29、G−34、G−35、G−54およびG−65から選択される。]
[0111] 実施形態60.実施形態56〜59のいずれか1つの化合物であって、式中、xは1である。]
[0112] 実施形態61.実施形態56〜59のいずれか1つの化合物であって、式中、xは2である。]
[0113] 実施形態62.実施形態56〜59のいずれか1つの化合物であって、式中、少なくとも1つのRwは、G基のピリダジノン環への結合に近接して位置されている。]
[0114] 実施形態63.実施形態56〜60のいずれか1つの化合物であって、式中、GはG−26である。]
[0115] 実施形態64.実施形態56〜59または63のいずれか1つの化合物であって、式中、xは1であると共に、RwはG−26の5位に位置されている。]
[0116] 実施形態65.実施形態56〜59または63のいずれか1つの化合物であって、式中、xは2であると共に、RwはG−26の4位および5位に位置されている。]
[0117] 実施形態66.実施形態56〜59のいずれか1つの化合物であって、式中、GはG−15である。]
[0118] 実施形態67.実施形態56〜59のいずれか1つの化合物であって、式中、GはG−29である。]
[0119] 実施形態68.実施形態56〜59のいずれか1つの化合物であって、式中、GはG−28であり、xは1であると共に、RwはG−28の2位に位置されている。]
[0120] 実施形態69.実施形態56〜59のいずれか1つの化合物であって、式中、GはG−28であり、xは2であると共に、RwはG−28の2位および5位に位置されている。]
[0121] 実施形態69a.実施形態56〜57bのいずれか1つの化合物であって、式中、GはG−45である。]
[0122] 実施形態70.実施形態56〜59のいずれか1つの化合物であって、式中、GはG−54であり、xは1であると共に、RwはG−54の6位に位置されている。]
[0123] 実施形態71.実施形態56〜59のいずれか1つの化合物であって、式中、GはG−54であり、xは2であると共に、RwはG−54の2位および6位に位置されている。]
[0124] 実施形態72.実施形態56〜59のいずれか1つの化合物であって、式中、GはG−65であり、xは1であると共に、RwはG−65の5位に位置されている。]
[0125] 実施形態73.実施形態56〜59のいずれか1つの化合物であって、式中、GはG−35であり、xは1であると共に、RwはG−35の4位に位置されている。]
[0126] 実施形態74.実施形態56〜59のいずれか1つの化合物であって、式中、GはG−34であり、xは1であると共に、RwはG−34の3位に位置されている。]
[0127] 実施形態75.実施形態56〜59のいずれか1つの化合物であって、式中、GはG−12である。]
[0128] 実施形態76.式1または実施形態1〜75のいずれか1つの化合物であって、式中、各Rwは、独立して、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、−CHO、−C(=O)OH、SF5、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C4〜C10アルキルシクロアルキル、C4〜C10シクロアルキルアルキル、C4〜C10ハロシクロアルキルアルキル、C5〜C12アルキルシクロアルキルアルキル、C2〜C8アルキルカルボニル、C2〜C8ハロアルキルカルボニル、C2〜C8アルコキシカルボニル、C2〜C8アルキルアミノカルボニル、C3〜C10ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C2〜C8アルキルカルボニルオキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、C1〜C6アルキルアミノスルホニル、C2〜C8ジアルキルアミノスルホニル、C1〜C6アルキルアミノ、C2〜C8ジアルキルアミノ、C2〜C8アルキルカルボニルアミノ、C1〜C6アルキルスルホニルアミノ、ナフタレニル、−O(CR11R12)nGAまたは−(CR11R12)nGAである。]
[0129] 実施形態77.実施形態76の化合物であって、式中、各Rwは、独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C8シクロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、−O(CR11R12)nGAまたは−(CR11R12)nGAである。]
[0130] 実施形態77a.実施形態77の化合物であって、式中、各Rwは、独立して、ハロゲン、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C8シクロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、−O(CR11R12)nGAまたは−(CR11R12)nGAである。]
[0131] 実施形態78.実施形態77aの化合物であって、式中、各Rwは、独立して、ハロゲン、C1〜C6アルキルまたは−O(CR11R12)nGAである。]
[0132] 実施形態79.実施形態63の化合物であって、式中、各Rwは、独立して、ハロゲンまたはC1〜C6アルキルである。]
[0133] 実施形態79a.実施形態79の化合物であって、式中、各Rwは、独立して、ハロゲン、CH3、Et、またはn−Pr(すなわち−(CH2)2CH3)である。]
[0134] 実施形態80.実施形態79aの化合物であって、式中、各Rwは、独立して、ハロゲン、CH3またはEt(すなわちCH2CH3)である。]
[0135] 実施形態81.実施形態80の化合物であって、式中、各Rwは、独立して、CH3またはEtである。]
[0136] 実施形態82.式1または実施形態1〜81のいずれか1つの化合物であって、式中、各nは、独立して、0〜1から選択される整数である。]
[0137] 実施形態83.実施形態82の化合物であって、式中、各nは0である。]
[0138] 実施形態84.式1または実施形態1〜83のいずれか1つの化合物であって、式中、Jは、フェニル環または5員もしくは6員芳香族複素環であって、各環は、Ruから独立して選択される3個以下の置換基で任意により置換されている。]
[0139] 実施形態85.実施形態84の化合物であって、式中、Jは、フェニル環または6員芳香族複素環であって、各環は、Ruから独立して選択される3個以下の置換基で任意により置換されている。]
[0140] 実施形態86.実施形態85の化合物であって、式中、Jは、フェニル環であって、Ruから独立して選択される3個以下の置換基で任意により置換されている。]
[0141] 実施形態87.実施形態86の化合物であって、式中、Jは、Ruから選択される置換基で置換されているフェニル環である。]
[0142] 実施形態88.実施形態87の化合物であって、式中、Jは、パラ位で、Ruから選択される置換基で置換されているフェニル環である。]
[0143] 実施形態88a.式1または実施形態1〜83のいずれか1つの化合物であって、式中、Jは、3位、4位または5位で、ハロゲンまたはC1〜C6ハロアルキルで置換されているフェニルである。]
[0144] 実施形態89.式1の化合物であって、式中、各GAは、独立して、フェニル環または5員もしくは6員芳香族複素環であって、各環は、Ruから独立して選択される5個以下の置換基で任意により置換されている。]
[0145] 実施形態89a.実施形態89の化合物であって、式中、各GAは、独立して、フェニル環または5員もしくは6員芳香族複素環であって、各環は、Ruから独立して選択される3個以下の置換基で任意により置換されている。]
[0146] 実施形態90.実施形態89の化合物であって、式中、各GAは、独立して、フェニル環または5員もしくは6員芳香族複素環であって、各環は、Ruから独立して選択される1個以下の置換基で任意により置換されている。]
[0147] 実施形態91.式1または実施形態1〜90のいずれか1つの化合物であって、式中、各Ruは、独立して、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、−CHO、−C(=O)OH、−C(=O)NH2、−SO2NH2、SF5、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C2〜C8アルキルカルボニル、C2〜C8ハロアルキルカルボニル、C2〜C8アルコキシカルボニル、C2〜C8アルキルアミノカルボニル、C3〜C10ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C2〜C8アルキルカルボニルオキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、C1〜C6アルキルアミノスルホニル、C2〜C8ジアルキルアミノスルホニル、C1〜C6アルキルアミノ、C2〜C8ジアルキルアミノ、C2〜C8アルキルカルボニルアミノ、C1〜C6アルキルスルホニルアミノ、フェニル、ピリジニルまたはチエニルである。]
[0148] 実施形態92.実施形態91の化合物であって、式中、各Ruは、独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、−CHO、−C(=O)OH、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルアミノ、C2〜C8ジアルキルアミノまたはフェニルである。]
[0149] 実施形態93.実施形態92の化合物であって、式中、各Ruは、独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C8シクロアルキル、C1〜C6アルコキシまたはC1〜C6ハロアルコキシである。]
[0150] 実施形態94.実施形態93の化合物であって、式中、各Ruは、独立して、ハロゲン、C1〜C6アルキルまたはC1〜C6ハロアルキルである。]
[0151] 実施形態95.実施形態94の化合物であって、式中、各Ruは、独立して、ハロゲン、C1〜C3アルキルまたはC1〜C3ハロアルキルである。]
[0152] 実施形態96.実施形態95の化合物であって、式中、各Ruは、独立して、Cl、BrまたはCF3である。]
[0153] 実施形態97.式1または実施形態1〜96のいずれか1つの化合物であって、式中、W1はOである。]
[0154] 実施形態98.式1または実施形態1〜96のいずれか1つの化合物であって、式中、W1はSである。]
[0155] 上記の実施形態1〜98ならびに本明細書に記載のいずれかの他の実施形態を含む本発明の実施形態は、いずれかの様式で組み合わされることが可能であり、実施形態における可変要素の記載は、式1の化合物のみではなく、式1の化合物を調製するのに有用な出発化合物および中間体化合物にも関連する。加えて、上記の実施形態1〜98ならびに本明細書に記載のいずれかの他の実施形態を含む本発明の実施形態、およびこれらのいずれかの組み合わせは、本発明の組成物および方法に関連する。]
[0156] 実施形態1〜98の組み合わせが以下により例示されている。
実施形態A1.式1の化合物であって、式中、
R1は、H、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C4〜C10アルキルシクロアルキル、C4〜C10シクロアルキルアルキル、C6〜C14シクロアルキルシクロアルキル、C4〜C10ハロシクロアルキルアルキル、C5〜C12アルキルシクロアルキルアルキル、C2〜C8アルコキシアルキル、C4〜C10シクロアルコキシアルキルまたはC3〜C10アルコキシアルコキシアルキルであり;
R2は、H、ハロゲン、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C8シクロアルキルまたはC2〜C8アルコキシアルキルであり;
R3は、H、−C(=W6)R4、−C(=W2)W3R5、−S(=O)2R6または−C(W5)NR9R10であり;
各Rxは、独立して、HまたはC1〜C3アルキルであり;
Jは、フェニル環または5員もしくは6員芳香族複素環であって、各環は、Ruから独立して選択される3個以下の置換基で任意により置換されており;ならびに
各Ruは、独立して、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、−CHO、−C(=O)OH、−C(=O)NH2、−SO2NH2、SF5、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C2〜C8アルキルカルボニル、C2〜C8ハロアルキルカルボニル、C2〜C8アルコキシカルボニル、C2〜C8アルキルアミノカルボニル、C3〜C10ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C2〜C8アルキルカルボニルオキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、C1〜C6アルキルアミノスルホニル、C2〜C8ジアルキルアミノスルホニル、C1〜C6アルキルアミノ、C2〜C8ジアルキルアミノ、C2〜C8アルキルカルボニルアミノ、C1〜C6アルキルスルホニルアミノ、フェニル、ピリジニルまたはチエニルである。]
[0157] 実施形態A2.実施形態A1の化合物であって、式中、
R1は、H、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキルまたはC3〜C8シクロアルキルであり;
R2は、H、ハロゲンまたはC1〜C6アルキルであり;
Gは、G−3〜G−6、G−9〜G−18、G−22〜G−31、G−33〜G−35、G−39〜G−45、G−48、G−50、G−53〜G−60、G−62〜G−65およびG−68〜G−71(式中、左側に突出している結合は式1のピリダジノン環に結合していると共に、右側に突出している結合はJに結合している)から選択され;ならびに、xは、0〜2から選択される整数であり;
各Rwは、独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C8シクロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、−O(CR11R12)nGAまたは−(CR11R12)nGAであり;
Jは、Ruから独立して選択される3個以下の置換基で任意により置換されているフェニル環であり;
各Ruは、独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、−CHO、−C(=O)OH、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルアミノ、C2〜C8ジアルキルアミノまたはフェニルであり;ならびに
W1はOである。]
[0158] 実施形態A3.実施形態A2の化合物であって、式中、
R1は、HまたはC1〜C6アルキルであり;
R2は、H、Cl、CH3またはEtであり;
R3は、HまたはCO2−i−Prであり;
Gは、G−12〜G−15、G−26〜G−29、G−34、G−35、G−54およびG−65から選択され;
各Rwは、独立して、ハロゲン、C1〜C6アルキルまたは−O(CR11R12)nGAであり;
Jは、Ruから選択される置換基で置換されているフェニル環であり;ならびに
各Ruは、独立して、ハロゲン、C1〜C6アルキルまたはC1〜C6ハロアルキルである。]
[0159] 実施形態A4.式1の化合物であって、式中、
R1は、H、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C4〜C10アルキルシクロアルキル、C4〜C10シクロアルキルアルキル、C6〜C14シクロアルキルシクロアルキル、C4〜C10ハロシクロアルキルアルキル、C5〜C12アルキルシクロアルキルアルキル、C2〜C8アルコキシアルキル、C4〜C10シクロアルコキシアルキルまたはC3〜C10アルコキシアルコキシアルキルであり;
R2は、H、ハロゲン、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C8シクロアルキル、C2〜C8アルコキシアルキルまたはC1〜C4アルコキシであり;
R3は、H、−C(=W6)R4、−C(=W2)W3R5、−S(=O)2R6または−C(W5)NR9R10であり;
Gは、フェニル環または5員もしくは6員芳香族複素環であって、各環は、窒素環員上のRxで任意により置換されていると共に、炭素環員上のRwから選択される2個以下の置換基で任意により置換されており;
各Rxは、独立して、HまたはC1〜C3アルキルであり;
Jは、フェニル環または5員もしくは6員芳香族複素環であって、各環は、Ruから独立して選択される3個以下の置換基で任意により置換されており;ならびに
各Ruは、独立して、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、−CHO、−C(=O)OH、−C(=O)NH2、−SO2NH2、SF5、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C2〜C8アルキルカルボニル、C2〜C8ハロアルキルカルボニル、C2〜C8アルコキシカルボニル、C2〜C8アルキルアミノカルボニル、C3〜C10ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C2〜C8アルキルカルボニルオキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、C1〜C6アルキルアミノスルホニル、C2〜C8ジアルキルアミノスルホニル、C1〜C6アルキルアミノ、C2〜C8ジアルキルアミノ、C2〜C8アルキルカルボニルアミノ、C1〜C6アルキルスルホニルアミノ、フェニル、ピリジニルまたはチエニルである。]
[0160] 実施形態A5.実施形態A4の化合物であって、式中、
R1は、H、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキルまたはC3〜C8シクロアルキルであり;
R2は、H、ハロゲン、C1〜C6アルキルまたはC1〜C4アルコキシであり;
Gは、G−3〜G−6、G−9〜G−18、G−22〜G−31、G−33〜G−35、G−39〜G−45、G−48、G−50、G−53〜G−60、G−62〜G−65およびG−68〜G−71から選択され(式中、左側に突出している結合は式1のピリダジノン環に結合していると共に、右側に突出している結合はJに結合している);ならびに、xは、0〜2から選択される整数であり;
各Rwは、独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C8シクロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、−O(CR11R12)nGAまたは−(CR11R12)nGAであり;
Jは、Ruから独立して選択される3個以下の置換基で任意により置換されているフェニル環であり;
各Ruは、独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、−CHO、−C(=O)OH、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルアミノ、C2〜C8ジアルキルアミノまたはフェニルであり;ならびに
W1はOである。]
[0161] 実施形態A6.実施形態A5の化合物であって、式中、
R1は、HまたはC1〜C6アルキルであり;
R2は、H、Cl、CH3、EtまたはOMeであり;
R3は、H、CO2−i−PrまたはCO−t−Buであり;
Gは、G−12〜G−15、G−26〜G−29、G−34、G−35、G−54およびG−65から選択され;
各Rwは、独立して、ハロゲン、C1〜C6アルキルまたは−O(CR11R12)nGAであり;
Jは、Ruから選択される置換基で置換されているフェニル環であり;および
各Ruは、独立して、ハロゲン、C1〜C6アルキルまたはC1〜C6ハロアルキルである。]
[0162] 実施形態A7.実施形態A3またはA6の化合物であって、式中、
R1はCH3であり;
R2はHであり;
Gは、G−12、G−15、G−26、G−28、G−29、G−34、G−35、G−54およびG−65から選択され;
各Rwは、独立してCH3またはEtであり;
Jは、パラ位で、Ruから選択される置換基で置換されているフェニル環であり;ならびに
各Ruは、独立して、ハロゲン、C1〜C3アルキルまたはC1〜C3ハロアルキルである。]
[0163] 実施形態A8.実施形態A7の化合物であって、式中、
GはG−26であり;
xは1であり;
RwはG−26の5位に位置されており;および
各Ruは、独立して、Cl、BrまたはCF3である。]
[0164] 特定の実施形態は:
5−ヒドロキシ−2−メチル−4−[5−メチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−1−イル]−3(2H)−ピリダジノン(化合物1)、
4−[3−(4−クロロフェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物3)、
5−[3−(4−クロロフェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−1,6−ジヒドロ−1−メチル−6−オキソ−4−ピリダジニル−1−メチルエチルカーボネート(化合物7)、
からなる群から選択される式1の化合物を含むと共に:
4−[3−(4−ブロモフェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−5−ヒドロキシ−3(2H)−ピリダジノン(化合物78)、
4−[5−エチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−1−イル]−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物11)および
4−[3−(4−クロロフェニル)−5−エチル−4−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物26)
からなる群から選択される式1の化合物をも含む。]
[0165] 注目すべきは、式1の化合物であって、式中、
R1は、H、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C4〜C10アルキルシクロアルキル、C4〜C10シクロアルキルアルキル、C6〜C14シクロアルキルシクロアルキル、C4〜C10ハロシクロアルキルアルキル、C5〜C12アルキルシクロアルキルアルキル、C3〜C8シクロアルケニル、C3〜C8ハロシクロアルケニル、C2〜C8アルコキシアルキル、C4〜C10シクロアルコキシアルキル、C3〜C10アルコキシアルコキシアルキル、C2〜C8アルキルチオアルキル、C2〜C8アルキルスルフィニルアルキルまたはC2〜C8アルキルスルホニルアルキルであり;
R2は、H、ハロゲン、シアノ、−C(=O)OH、−C(=O)NH2、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C4〜C10アルキルシクロアルキル、C4〜C10シクロアルキルアルキル、C6〜C14シクロアルキルシクロアルキル、C4〜C10ハロシクロアルキルアルキル、C5〜C12アルキルシクロアルキルアルキル、C3〜C8シクロアルケニル、C3〜C8ハロシクロアルケニル、C2〜C8アルコキシアルキル、C4〜C10シクロアルコキシアルキル、C3〜C10アルコキシアルコキシアルキル、C2〜C8アルキルチオアルキル、C2〜C8アルキルスルフィニルアルキル、C2〜C8アルキルスルホニルアルキル、C2〜C8アルコキシカルボニル、C4〜C10シクロアルコキシカルボニル、C5〜C12シクロアルキルアルコキシカルボニル、C2〜C8アルキルアミノカルボニル、C3〜C10ジアルキルアミノカルボニル、C4〜C10シクロアルキルアミノカルボニル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルチオまたはC1〜C6ハロアルキルチオであり;
R3は、H、−C(=O)R4、−C(=W2)W3R5、−S(=O)2R6、−P(=W4)R7R8または−C(=W5)NR9R10であり;ならびに
各GAは、独立して、フェニル環または5員もしくは6員芳香族複素環であって、各環は、Ruから独立して選択される5個以下の置換基で任意により置換されている。]
[0166] また、注目すべきは、実施形態1〜98およびA1〜A8を含む上記の実施形態であって、ここで、式1は、そのN−オキシドを含まず、その塩を含まず、または、そのN−オキシドおよび塩を含まない。]
[0167] 本発明はまた、植生の部位に除草的に有効な量の本発明の化合物を(例えば、本明細書に記載組成物として)適用する構成を含む、望ましくない植生を防除する方法に関する。使用方法に関連する実施形態として、上述の実施形態の化合物が関与するものに注目すべきである。また、上述の実施形態の化合物を含む本発明の除草組成物が実施形態として注目に値する。]
[0168] スキーム1〜12に記載されている以下の方法および変形の1つ以上を用いて、式1の化合物を調製することが可能である。以下の式1〜17の化合物におけるR1、R2、R3、W1、GおよびJの定義は、特に記載のない限り、発明の概要において上記に定義されているとおりである。式1a〜1bおよび式3a〜3dは、それぞれ、式1〜3の種々のサブセットである。]
[0169] スキーム1において示されているとおり、式1の化合物(式中、R3はH以外)は、式1aの化合物(R3がHである式1)と、式2のアシル化、スルホニル化またはリン酸化剤との酸受容体の存在下での反応により調製されることが可能である。この反応に好適な酸受容体としては、アルカリまたはアルカリ土類金属(例えば、リチウム、ナトリウム、カリウムおよびセシウム)水和物、アルコキシド、炭酸塩、リン酸塩および水酸化物などの無機塩基、ならびに、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミンおよび1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エンなどの有機塩基が挙げられる。好ましい酸受容体は、トリアルキルアミンおよび水酸化カリウムである。広く多様な溶剤がこの反応に好適であって、例えばこれらに限定されないが、テトラヒドロフラン、ジクロロメタン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセタミド、N−メチルピロリジノン、アセトニトリルおよびアセトン、ならびに、これらの溶剤の混合物が挙げられる。LGがハロゲン、スルホネートおよびカルボキシレートなどの脱離基である、式2の化合物の典型的な例としては、カルボン酸ハロゲン化物、カルボン酸無水物、クロロホルメート、ハロゲン化カルバモイル、ハロゲン化スルホニル、スルホニル無水物、ハロゲン化スルファモイル、ハロリン酸塩およびハロホスホン酸塩が挙げられ、これは、技術分野において周知である方法によって調製されることが可能である。多くは市販されている。この反応は、約−20〜200℃、および、より典型的には、約0〜50℃で実施されることが可能である。]
[0170] ]
[0171] スキーム2において示されているとおり、式1aの化合物(R3がHである式1)は、式3の化合物と、アルカリまたはアルカリ土類金属(例えば、リチウム、ナトリウム、カリウムおよびセシウム)水酸化物との反応により調製されることが可能である。この反応は、典型的には、有機溶剤中、または、水と、エタノールあるいは他の低級アルキルアルコール、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンおよびN,N−ジメチルホルムアミドなどの有機溶剤との混合物中に実施される。この反応は、0〜150℃、および、好ましくは50〜120℃の範囲の温度で実施されることが可能である。水酸化物は、一般に、式3の化合物に対して1.5〜40倍の範囲で存在する。]
[0172] ]
[0173] スキーム3において示されているとおり、式1bの化合物(式中、Aが、Nを介してピリダジノン環に結合されている、ピラゾール、イミダゾール、ピロールおよびトリアゾールなどのアゾールである)は、式4の化合物と、アルカリまたはアルカリ土類金属(例えば、リチウム、ナトリウム、カリウムおよびセシウム)水酸化物との反応により形成されることが可能である。この反応は、典型的には、有機溶剤中、または、水とエタノールおよび他の低級アルキルアルコール、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンおよびN,N−ジメチルホルムアミドなどの有機溶剤との混合物中に実施される。この反応は、0〜150℃、より典型的には50〜120℃の範囲の温度で実施されることが可能である。水酸化物は、一般に、式4の化合物に対して1.5〜40倍の範囲の過剰量で存在する。]
[0174] ]
[0175] スキーム4は、式3aの化合物(YがOアルキルである式3)の脱アルキル化による式1aの化合物の合成を示す。エーテルを脱アルキル化する(式3aの化合物など)、三塩化アルミニウム、臭化水素、ヨードトリメチルシランおよび三臭化ホウ素を含む多くの脱アルキル化試薬が技術分野において公知である。三臭化ホウ素が、脱アルキル化のために好ましい。式3aのアルコキシ化合物は、塩素化炭化水素(例えば、ジクロロメタンおよびクロロホルム)などの溶剤中で、三臭化ホウ素で処理される。この反応は、典型的には、0〜30℃で実施されるが、約50〜120℃の間などのより高い温度でも実施されることが可能である。脱アルキル化のための他の条件および試薬は、Larock、「Comprehensive Organic Transformations」、VCH
Publishing、New York、1989年、501〜504ページによって記載されている。]
[0176] ]
[0177] スキーム5は、式5のヒドラゾノエステルの、酸受容体の存在下での環化による式1aの化合物の合成を示す。この反応のための好適な酸受容体としては、アルカリまたはアルカリ土類金属(例えば、リチウム、ナトリウム、カリウムおよびセシウム)水和物などの無機塩基、ならびに、アルコキシドまたはトリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミンおよび1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エンなどの有機塩基が挙げられる。広く多様な溶剤がこの反応に好適であって、例えば、特にこれらに限定されないが、芳香族炭化水素(例えば、トルエンおよびキシレン)、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセタミド、N−メチルピロリジノン、およびアセトニトリル、ならびに、これらの溶剤の混合物が挙げられる。この反応は、約−20〜200℃、より典型的には約20〜120℃で実施されることが可能である。]
[0178] ]
[0179] スキーム6において示されているとおり、式3bの化合物(式中、Aは、Nを介してピリダジノン環に結合しているピラゾール、イミダゾール、ピロールおよびトリアゾールなどのアゾール環である)は、式4の化合物をアルコールと、酸受容体の存在下に反応させることにより調製されることが可能である。この反応は、典型的には、酸受容体の存在下に、溶剤または共溶剤としてアルコール中で実施される。この反応のための好適な酸受容体としては、アルカリまたはアルカリ土類金属(例えば、リチウム、ナトリウム、カリウムおよびセシウム)水和物などの無機塩基、ならびに、アルコキシドまたはトリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミンおよび1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エンなどの有機塩基が挙げられる。この反応は、約−20〜200℃、より典型的には約20〜120℃で実施されることが可能である。特に有用な溶剤とアルコールとの組み合わせは、メタノール溶剤中のナトリウムメトキシドであり、これに対しては0〜70℃の範囲の反応温度が好適である。]
[0180] ]
[0181] 式6のハロピリダジノンと式7に示されている有機金属種との遷移金属触媒反応による、GaがCを介してピリダジノン環に結合しているフェニル基または複素環である式3cの化合物の合成が、スキーム7に示されている。多様な金属、触媒およびリガンドが、このプロセスにおいて用いられることが可能である。この反応における使用に好適な式7の有機金属複素環の合成に関しては、LiおよびGribble、「Palladium in Heterocyclic Chemistry」、第1版、Pergamon Press、Amsterdam、2000年および第2版、Elsevier、Amsterdam、2007年を参照のこと。この本はまた、スキーム7に記載されているクロスカップリング反応を実施するために好適な広く多様な触媒および反応条件を記載している。]
[0182] ]
[0183] 異なって置換されている(式7のXおよびYが異なるハロゲンである)式7のハロピリダジノンと、式8により表される有機金属種との遷移金属触媒反応による、GaがCを介してピリダジノン環に結合しているフェニル基または複素環である式3dの化合物の合成がスキーム8に示されている。多様な金属、触媒およびリガンドがこのプロセスにおいて用いられ得る。環上の異なって置換されているハロゲンとの式7のピリダジノンの合成は、T.M.Stevensonら、J.Heterocyclic Chem.、2005年、42、427〜435ページおよびZhangら、Tetrahedron Lett.、2006年、47、8733〜8735ページに見出されることが可能である。ピリダジノンに対する位置選択性のパラジウム触媒クロスカップリング反応に対する代替的なアプローチは、米国特許第6,307,047号明細書に見出される。]
[0184] ]
[0185] あるいは、GaがCを介してピリダジノン環に結合しているフェニル基または複素環である式3cの化合物は、スキーム9に示されているとおり式9のピリダジノンの有機金属誘導体から形成されることが可能である。もっとも好ましい式9の有機金属試薬は、ヘキサメチル二スズなどのバイメタル試薬と、式6のハロピリダジノン化合物との、パラジウム触媒作用下での反応により形成される。得られる式9の錫化合物は、式10のハロ複素環とのパラジウム触媒カップリング反応によって、式3cの化合物に形質転換されることが可能である。錫ピリダジノンと芳香族および芳香族複素環式ハロゲン化物の反応についての条件および触媒、ならびに、式9の化合物の合成についての条件は、T.M.Stevensonら、J.Heterocyclic Chem.、2005年、42、427〜435ページに記載されている。ビス−(ピナコラト)ジボロンなどの他の試薬もまたこの合成に用いられることが可能である。]
[0186] ]
[0187] 式5の化合物は、スキーム10に示されているとおり、式12の活性化された酸誘導体および式11のヒドラゾンの、酸受容体の存在下での反応により合成されることが可能である。この反応のための好適な酸受容体としては、アルカリまたはアルカリ土類金属(例えば、リチウム、ナトリウム、カリウムおよびセシウム)水和物、アルコキシド、炭酸塩、リン酸塩および水酸化物などの無機塩基、ならびに、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミンおよび1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エンなどの有機塩基が挙げられる。特に有用な酸受容体は、トリアルキルアミンおよび水酸化カリウムである。広く多様な溶剤がこの反応のために好適であり、例えば特にこれらに限定されないが、テトラヒドロフラン、ジクロロメタン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセタミド、N−メチルピロリジノン、アセトニトリルおよびアセトン、ならびに、これらの溶剤の混合物が挙げられる。この反応は、約−20〜100℃、より典型的には約0〜50℃で実施されることが可能である。活性化された酸誘導体としては、例えば特にこれらに限定されないが、酸塩化物、酸臭化物、アシルイミダゾール、混合無水物およびアシルシアニドが挙げられる。]
[0188] ]
[0189] 式11のヒドラゾンは、Liら、Synthesis、2007年、3301〜3308ページおよびこの中で引用されている文献において記載されているとおり合成されることが可能である。ヒドラゾン中間体合成およびその環化のための手法が、米国特許出願公開第2008/0090814号明細書、Bioorg.Med.Chem.Lett.、2008年、1413、Bioorg.Med.Chem.Lett.、2008年、1419、Bioorg.Med.Chem.Lett.、2008年、3421、Bioorg.Med.Chem.Lett.、2008年、4628、Bioorg.Med.Chem.Lett.、2008年、3446、Synthesis、2008年、610〜616ページ、および、Tet.Lett.、2008年、49、811ページに見出される。]
[0190] 式4の化合物(式中、Aは、Nを介してピリダジノン環に結合しているピラゾール、イミダゾール、ピロールおよびトリアゾールなどのアゾール環である)は、スキーム11に示されているとおり、式14の対応するアゾールと式13のジハロピリダジノンとの、酸受容体の存在下での反応によって形成されることが可能である。この反応のための好適な酸受容体としては、アルカリまたはアルカリ土類金属(例えば、リチウム、ナトリウム、カリウムおよびセシウム)水和物、アルコキシド、炭酸塩、リン酸塩および水酸化物などの無機塩基が挙げられる。多様な溶剤がこの反応のために好適であり、例えば、特にこれらに限定されないが、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセタミド、N−メチルピロリジノン、アセトニトリルおよびアセトンが挙げられる。特に有用な反応条件は、酸受容体としての炭酸カリウムおよび溶剤としてのN,N−ジメチルアセタミドの80〜180℃の温度での使用を含む。完全に転換させるために、酸受容体および式14のアゾールは、式13の化合物に比して少なくとも2のモル比で充填される。]
[0191] ]
[0192] 式6および13のピリダジノンは、T.M.Stevensonら、J.Heterocyclic Chem.、2005年、42、427〜435ページおよびこの中で引用されている文献に記載されているとおり調製されることが可能である。他のピリダジノンは、米国特許第2,782,195号明細書、ならびに、MaesおよびLemiere、Katritsky編、Comprehensive Heterocyclic Chemistry III、第8巻、1〜117ページ;Elsevier、Oxfordに見出される。式14のアゾールは、米国特許第7,230,116号明細書およびこの中で引用されている文献において開示されている化学を用いて調製されることが可能である。]
[0193] スキーム12に示されているとおり、式5の化合物は、2ステップ経路により調製されることが可能である。第1のステップにおいて、式16の化合物は、式12の活性化された酸を式15の置換ヒドラジンで、酸受容体の存在下に縮合させて、式16のヒドラジドをもたらすことにより調製されることが可能である。この反応のための好適な酸受容体としては、アルカリまたはアルカリ土類金属(例えば、リチウム、ナトリウム、カリウムおよびセシウム)炭酸塩、リン酸塩および水酸化物などの無機塩基、ならびに、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミンおよび1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エンなどの有機塩基が挙げられる。特に有用な酸受容体はトリアルキルアミンおよび水酸化カリウムである。広く多様な溶剤がこの反応のために好適であり、例えば特にこれらに限定されないが、テトラヒドロフラン、ジクロロメタン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセタミド、N−メチルピロリジノン、アセトニトリルおよびアセトン、ならびに、これらの溶剤の混合物が挙げられる。この反応は、約−20〜100℃、より典型的には約0〜50℃で実施されることが可能である。式12の化合物としては、例えば特にこれらに限定されないが、酸塩化物、酸臭化物、アシルイミダゾール、混合無水物およびアシルシアニドが挙げられる。式17のケトエステルでの式16の化合物のさらなる処理は式5の化合物をもたらす。広く多様な溶剤がこの反応のために好適であり、例えば特にこれらに限定されないが、低級脂肪族アルコール、テトラヒドロフラン、ジクロロメタン、ジオキサン、クロロホルム、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセタミド、N−メチルピロリジノン、アセトニトリルおよびアセトン、ならびに、これらの溶剤の混合物が挙げられる。この反応はまた、溶剤の不在下でも実施されることが可能である。この反応は、約−20〜200℃、より典型的には約0〜100℃で実施されることが可能である。]
[0194] ]
[0195] 式12の化合物に対する酸前駆体は、米国特許第6,767,864号明細書および米国特許第7,230,116号明細書および国際公開第2007/014290号パンフレット、国際公開第2005/005428号パンフレットおよび国際公開第2007/119434号パンフレットに記載の方法を用いて調製されることが可能である。]
[0196] 式1の化合物を調製するための上述のいくつかの試薬および反応条件は、中間体中に存在する一定の官能基と適合性でなくてもよいことが認知されている。これらの場合において、保護/脱保護シーケンスまたは官能基相互変換の合成への組み込みは、所望の生成物の入手を補助するであろう。保護基の使用および選択は、化学合成における当業者には明らかであろう(例えば、Greene,T.W.;Wuts,P.G.M.,Protective Groups in Organic Synthesis、第2版;Wiley:New York、1991年を参照のこと)。当業者は、いくつかの場合において、いずれかの別のスキームに示されている所与の試薬の導入の後、式1の化合物の合成を完了するために、詳細には記載されていない追加のルーチン合成ステップを実施する必要があり得ることを認知するであろう。当業者はまた、上記スキームに例示したステップの組み合わせを、式1の化合物の調製のために提示した特定のシーケンスにより示唆されるもの意外の順番で実施する必要があり得ることを認知するであろう。]
[0197] 当業者は、本明細書に記載の式1の化合物および中間体は、種々の求電子性、求核性、ラジカル、有機金属、酸化、および還元反応に供されて、置換基が付加され、または、既存の置換基が変更されることが可能であることも認識するであろう。]
[0198] さらなる詳細なしで、当業者は、上記の記載を用いて、本発明を最大限に利用することが可能であると考えられている。以下の実施例は、従って、単に例示的であり、開示を如何様にも制限しないと解釈されるべきである。以下の実施例におけるステップは全合成形質転換における各ステップのための手法を例示しており、各ステップについての出発材料は、その手法が他の実施例またはステップにおいて記載されている特定の調製法によって調製されたものである必要性はなくてもよい。割合は、クロマトグラフィ溶媒混合物について、または、他に明記されている場合を除き、重量基準である。クロマトグラフィ溶媒混合物に対する部および割合は、他に示されていない限りにおいて体積基準である。1HNMRスペクトルは、400MHzでテトラメチルシラン低磁場側にppmで報告されており;「s」は一重項を意味し、「m」は多重項を意味し、dは二重項を意味し、およびbsは幅広の一重項を意味する。融点に関して、「dec.」は「分解」を意味する。質量スペクトルは、大気圧化学イオン化(AP+)を用いる質量分光測定により観察された、H+(1の分子量)の分子への付加により形成された最高同位体存在度の親イオン(M+1)の分子量として報告されている。]
[0199] 実施例1
5−ヒドロキシ−2−メチル−4−[5−メチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−1−イル]−3(2H)−ピリダジノン(化合物1)の調製
ステップA:2−メチル−4,5−ビス[5−メチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−1−イル]−3(2H)−ピリダジノンの調製
3−メチル−5−(4−トリフルオロメチルフェニル)ピラゾール(2g、8.9mmol;米国特許第7,230,116号明細書に記載のとおり調製した)および4,5−ジクロロ−2−メチル−(2H)−ピリダジノン(Aldrich、0.85g、4.7mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(15mL)中の溶液を炭酸カリウム(粉末、1.9g、13.8mmol)で処理した。反応混合物を100℃で11時間加熱し、次いで、氷水に注いだ。得られた固体をろ過すると共に水で洗浄した。固体をジクロロメタン(50mL)中に溶解させると共に、硫酸マグネシウムで乾燥させた。ろ過および蒸発後の残渣を、溶出液として6:1〜4:1ヘキサン/酢酸エチルの勾配を用いる20gシリカゲルカラムでのクロマトグラフィに供して、0.75gの表題の化合物を黄色の油として得た。
1H NMR(CDCl3)δ8.17(s,1H)、7.85(m,2H)、7.70(m,2H)、7.65(m,2H)、6.45(s,1H)、6.40(s,1H)、3.96(s,3H)、2.26(s,3H)、2.05(s,3H)。]
[0200] ステップB:5−メトキシ−2−メチル−4−[5−メチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−1−イル]−3(2H)−ピリダジノンの調製
2−メチル−4,5−ビス[5−メチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−1−イル]−3(2H)−ピリダジノン(すなわち、ステップAの生成物)(0.74g、1.3mmol)のメタノール(20mL)中の溶液を、ナトリウムメトキシド(メタノール中の4.5N溶液、0.8mL、3.6mmol)で処理した。反応混合物を還流に加熱して懸濁している固形分を溶解させ、次いで、25℃で6時間攪拌した。得られた混合物を飽和水性塩化アンモニウム溶液(20mL)で急冷すると共に、酢酸エチル(30mL)で希釈した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過および蒸発させた。残渣を、溶出液として3:1〜1:1ヘキサン/酢酸エチルの勾配を用いる10gシリカゲルカートリッジでのクロマトグラフィに供して、0.4gの表題の化合物を、ジエチルエーテルの添加で固化した油として得た。
1H NMR(CDCl3)δ7.90(m,2H)、7.85(s,1H)、7.63(m,2H)、6.57(s,1H)、3.83(m,6H)、2.25(s,3H)。]
[0201] ステップC:5−ヒドロキシ−2−メチル−4−[5−メチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−1−イル]−3(2H)−ピリダジノンの調製
5−メトキシ−2−メチル−4−[5−メチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−1−イル]−3(2H)−ピリダジノン(すなわち、ステップBの生成物)(0.25g、0.69mmol)のジクロロメタン(5mL)中の溶液に、三臭化ホウ素の溶液(ジクロロメタン中に1.0M溶液、0.82mL、0.82mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間攪拌し、次いで、1N水性水酸化ナトリウム溶液(4mL)で処理した。15分間攪拌した後、反応混合物を1N水性塩酸(4mL)でpH4に調節した。次いで、反応混合物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、および、Varian Chem Elut(登録商標)チューブに注ぎ入れると共にジクロロメタンで溶出することにより精製した。溶出した溶液を減圧中で濃縮して、本発明の化合物である、210mgの表題の生成物を得た。
1H NMR(CDCl3)δ7.89(s,3H)、7.86(m,2H)、7.68(m,2H)、6.60(s,1H)、3.81(s,3H)、2.35(s,3H)。]
[0202] 実施例2
4−[3−(4−クロロフェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物3)の調製
ステップA:4,5−ビス[3−(4−クロロフェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−2−メチル−3(2H)−ピリダジノンの調製
3−メチル−5−(4−クロロフェニル)ピラゾール(2.6g、13.5mmol;米国特許第7,230,116号明細書に記載のとおり調製した)およびN−メチル−4,5−ジクロロピリダジノン(Aldrich、1.07g、5.9mmol)のN,N−ジメチルアセタミド(10mL)中の溶液を炭酸カリウム(粉末、3.2g、23.2mmol)で処理した。反応混合物を120〜130℃で4時間加熱し、次いで、氷水に注いだ。分離した固体をろ過すると共に水で洗浄した。固体をジクロロメタン(50mL)中に溶解させると共に、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶液を減圧中でろ過および濃縮した。得られた残渣を、溶出液としてジクロロメタンを用いる20gシリカゲルカートリッジでのクロマトグラフィに供して、1.6gの表題の化合物を黄色の固体として得た。
1H NMR(CDCl3)δ8.16(s,1H)、7.65(m,2H)、7.50(m,2H)、7.35(m,2H)、7.20(m,2H)、6.40(2×s,2H)、3.94(s,3H)、2.21(s,3H)、1.98(s,3H)。]
[0203] ステップB:4−[3−(4−クロロフェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノンの調製
4,5−ビス[3−(4−クロロフェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(すなわち、ステップAの生成物)(1.35g、2.7mmol)および水性水酸化ナトリウム(50%、3mL)を、メタノール(40mL)と水(10mL)との混合物中に溶解させた。不均質な反応混合物を還流で2時間加熱したところ、この間に均質となった。反応混合物を減圧下で蒸発させ、残渣を6N水性塩酸で酸性化した。得られたガムを分離し、水で洗浄し、次いで、熱酢酸エチル(150mL)中に溶解させた。反応溶液を硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過および蒸発させた。得られた残渣を、溶出液として、ジクロロメタン、続いて、90:10〜0:100のジクロロメタン/酢酸エチルの勾配混合物を用いる20gシリカゲルカートリッジでのクロマトグラフィに供して、本発明の化合物である460mgの表題の生成物をオフホワイトの固体として得た。
1H NMR(CDCl3)δ7.77(s,1H)、7.66(m,2H)、7.40(m,2H)、6.46(s,1H)、3.80(s,3H)、2.27(s,3H)。]
[0204] 実施例3
5−[3−(4−クロロフェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−1,6−ジヒドロ−1−メチル−6−オキソ−4−ピリダジニル−1−メチルエチルカーボネート(化合物7)の調製
4−[3−(4−クロロフェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(すなわち、実施例2、ステップBの生成物)(0.175g、0.54mmol)のジクロロメタン(15mL)の溶液を、トリエチルアミン(0.6mL、4.2mmol)で、続いて、イソプロピルクロロホルメート(トルエン中の1M溶液、1.0mL、1mmol)で処理した。反応混合物を25℃で2時間攪拌した。次いで、これを1N水性塩酸(10mL)で急冷すると共に、ジクロロメタン(10mL)で希釈した。有機層を飽和水性重炭酸ナトリウム溶液(20mL)で洗浄した。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、およびろ過した。得られた濾液を減圧下で蒸発させると共に、得られた残渣を、溶出液として1−クロロブタン(100%)〜1−クロロブタン/酢酸エチル(90:10)の勾配を用いる10gシリカゲルカートリッジでのクロマトグラフィに供して、本発明の化合物である、200mgの表題の生成物をオフホワイトの固体として得た。
1H NMR(CDCl3)δ7.89(s,1H)、7.69(m,2H)、7.35(m,2H)、6.45(s,1H)、4.75(m,1H)、3.88(s,3H)、2.33(s,3H)、1.12(m,6H)。]
[0205] 実施例4
4−[2−(4−クロロフェニル)−5−メチル−4−チアゾリル]−5−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物79)の調製
ステップA 2−(4−クロロフェニル)−5−メチル−4−チアゾール酢酸2−(2−エトキシ−1−メチル−2−オキソエチリジン)−1−メチルヒドラジドの調製
2−(4−クロロフェニル)−5−メチルチアゾール−4−酢酸(1.2g、4.2mmol)のジクロロメタン(10mL)中の23℃の懸濁液を、メタンスルホニルクロリド(0.35mL)で処理した。紫色がかった混合物を10分攪拌し、次いで、メチルヒドラジン(0.35g)で処理した。30分攪拌下後、混合物を酢酸エチル(40mL)および飽和水性重炭酸ナトリウム溶液(30mL)で処理した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させると共に、フォームに濃縮した。残渣をエタノール(15mL)中に懸濁させ、エチルピルビン酸(0.35g、3.0mmol)で処理すると共に、還流に加熱した。30分後、溶剤を蒸発させ、残渣を酢酸エチル/ヘキサン(6:1〜3:1)の勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィ(20gシリカ)に供した。適切な画分を組み合わせると共に、蒸発させて、少量の酢酸エチルと一緒に表題の化合物を含有する0.53gの濃い油を得た。]
[0206] ステップB 4−[2−(4−クロロフェニル)−5−メチル−4−チアゾリル]−5−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−3(2H)−ピリダジノンの調製
2−(4−クロロフェニル)−5−メチル−4−チアゾール酢酸2−(2−エトキシ−1−メチル−2−オキソエチリジン)−1−メチルヒドラジド(すなわち、ステップAの生成物)(0.52g)のテトラヒドロフラン(15mL)中の23℃の溶液を、カリウムt−ブトキシド(THF中の1M、4mL)で滴下して処理した。赤色の混合物を30分攪拌し、次いで、塩酸(1N、20mL)で急冷した。この混合物を酢酸エチル(2×50mL)で抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させると共に、蒸発させた。残渣を、ジクロロメタン/酢酸エチル(100:1〜20:1〜10:1)の勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィ(20gシリカ)に供し、適切な画分を組み合わせると共に、蒸発させて、本発明の化合物である70mgの表題の生成物を得た。
1H NMR(CDCl3)δ7.79(m,2H)、7.43(m,2H)、3.78(s,3H)、2.66(s,3H)、2.35(s,3H)。]
[0207] 実施例5
5−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−4−[5−メチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−1−イル]−3(2H)−ピリダジノン(化合物75)の調製
ステップA 6−ブロモ−4,5−ジクロロ−3(2H)−ピリダジノンの調製
4,5−ジクロロピリダジノン(5.0g、30mmol)および水(30mL)の混合物を、臭素(1.9mL、36mmol)で、180℃で30分、高周波レンジ中に処理した。冷却してから、混合物を水(50mL)で希釈し、および、固体をろ過により回収し、水(10mL)で洗浄して、乾燥させた後に、オフホワイトの固体(6.75g)として表題の化合物を得た。]
[0208] ステップB 6−ブロモ−4,5−ジクロロ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノンの調製
6−ブロモ−4,5−ジクロロ−3(2H)−ピリダジノン(すなわち、ステップAの生成物)(6.6g、27mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)中に溶解させると共に、炭酸カリウム(11g、81mmol)およびヨードメタン(1.7mL、27mmol)で処理した。この混合物を18時間、23℃で攪拌し、水(50mL)で希釈すると共に、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。組み合わせた抽出物を塩水(50mL)で洗浄すると共に、硫酸マグネシウムで乾燥させた。濃縮させた後、残渣を、酢酸エチル/ヘキサン(0:100〜100:0)の勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィ(40gシリカ)に供し、適切な画分を組み合わせると共に、蒸発させて、4.88gの表題の化合物を得た。
1H NMR(CDCl3)δ.3.82(s,3H)。]
[0209] ステップC 4,5−ジクロロ−2,6−ジメチル−3(2H)−ピリダジノンの調製
6−ブロモ−4,5−ジクロロ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(すなわち、ステップBの生成物)(3.3g、13mmol)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタン付加物(1:1)(PdCl2(dppf)としても知られている)(0.94g、1.3mmol)、炭酸セシウム(6.9g、21mmol)およびトリメチルボロキシン(1.3mL、9.3mmol)をジオキサン(30mL)と組み合わせると共に、還流で18時間加熱した。追加のトリメチルボロキシン(1.0mL)を添加し、還流をさらに4時間継続させた。この混合物を水(20mL)、飽和水性エチレンジアミン四酢酸ナトリウム塩溶液(40mL)およびジクロロメタン(40mL)で希釈した。水性層をジクロロメタン(2×20mL)で抽出し、組み合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた。蒸発させた後の残渣を、酢酸エチル/ヘキサン(0:100〜100:0)の勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィ(40gシリカ)に供し、適切な画分を組み合わせると共に、蒸発させて、1.7gの表題の化合物を白色の固体として得た。
1H NMR(CDCl3)δ3.82(s,3H)、2.43(s,3H)。]
[0210] ステップD 5−メトキシ−2,6−ジメチル−4−[5−メチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−1−イル]−3(2H)−ピリダジノンの調製
4,5−ジクロロ−2,6−ジメチル−3(2H)−ピリダジノン(すなわち、ステップCの生成物)(0.62g、3.2mmol)、炭酸カリウム(2.9g、21mmol)および3−(4−トリフルオロメチルフェニル)−5−メチルピラゾール(1.46g、6.4mmol)をN,N−ジメチルアセタミド(10mL)と混合すると共に、140℃で3時間加熱した。次いで、混合物を氷水(100mL)に注ぎいれ、ジクロロメタン(3×20mL)で抽出し、茶色の油(1.33g)に濃縮し、これをメタノール(20mL)中に溶解させると共に、ナトリウムメトキシド溶液(メタノール中に25%、2.5mL、11mmol)で処理した。濃色の混合物を還流で3.5時間加熱した。次いで、混合物を水性塩酸(30mL)で希釈すると共に、酢酸エチル(3×30mL)で抽出した。組み合わせた抽出物を塩水(20mL)で洗浄すると共に、硫酸マグネシウムで乾燥させた。蒸発させた後の残渣を、酢酸エチル/ヘキサン(0:100〜100:0)の勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィ(40gシリカ)に供し、適切な画分を組み合わせると共に、蒸発させて、0.35gの表題の化合物を得た。
1H NMR(CDCl3)δ7.91(m,2H)、7.63(m,2H)、6.58(s,1H)、3.74(s,3H)、3.52(s,3H)、2.30(s,6H)。]
[0211] ステップE 5−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−4−[5−メチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−1−イル]−3(2H)−ピリダジノンの調製
5−メトキシ−2,6−ジメチル−4−[5−メチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−1−イル]−3(2H)−ピリダジノン(すなわち、ステップDの生成物)(0.35g、0.9mmol)をジオキサン(20mL)中に溶解すると共に、水性水酸化ナトリウム溶液(50%、10mL、過剰量)で処理した。混合物を還流で18時間加熱した。次いで、混合物を水で希釈すると共に、酢酸エチル(30mL)で抽出した。水性層を水性6N塩酸で酸性化すると共に、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。酸性化後の抽出からの組み合わせた有機抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、蒸発させて、本発明の化合物である、0.12gの表題の化合物を191〜194℃で溶融する固体として得た。
1H NMR(CDCl3)δ7.87(m,2H)、7.67(m,2H)、6.58(s,1H)、3.79(s,3H)、2.40(s,3H)、2.36(s,3H)。]
[0212] 実施例6
4−[4−ブロモ−1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル]−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物87)の調製
ステップA 3−ヨード−1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾールの調製
3−ヨードピラゾール(国際公開第2007/035309号パンフレットに記載のとおり調製した)(1.0g、5.1mmol)、4−フルオロベンゾトリフロリド(0.72mL、5.7mmol)および炭酸カリウム(0.93g、6.7mmol)の混合物を、N,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中に100℃で2時間攪拌した。この混合物を水(60mL)で希釈すると共に、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥させると共に濃縮した。蒸発させた後の残渣を酢酸エチル/クロロブタン(0:100〜50:50)の勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィ(40gシリカ)に供し、適切な画分を組み合わせると共に、蒸発させて、表題の化合物(1.27g)を得た。
1H NMR(CDCl3)δ7.79(m,3H)、7.71(m,2H)、6.67(d,1H)。]
[0213] ステップB 5−メトキシ−2−メチル−4−[1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル]−3(2H)−ピリダジノンの調製
3−ヨード−1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール(すなわち、ステップAの生成物)(1.3g、2.6mmol)、5−メトキシ−2−メチル−4−トリメチルスタニル−2H−ピリダジン−3−オン(J.Heterocyclic Chem.、2005年、42、427に記載のとおり調製した)(0.95g、3.1mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(0.36g、0.52mmol)およびヨウ化銅(I)(50mg、0.26mmol)をジオキサン(15mL)中で混合すると共に、還流で2時間加熱した。この反応混合物をCelite(登録商標)珪藻土ろ過助剤を通してろ過し、Celite(登録商標)を酢酸エチル(20mL)で洗浄した。有機物を蒸発させ、残渣を、酢酸エチル/ヘキサン(0:100〜80:20)の勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィ(40gシリカ)に供した。適切な画分を組み合わせると共に、蒸発させて、表題の化合物(0.51g)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3)δ8.04(m,1H)、7.90(s,1H)、7.88(m,2H)、7.71(m,2H)、7.13(m,1H)、4.04(s,3H)、3.84(s,3H)。]
[0214] ステップC 4−[4−ブロモ−1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル]−5−メトキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノンの調製
5−メトキシ−2−メチル−4−[1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル]−3(2H)−ピリダジノン(すなわち、ステップBの生成物)(0.15g、0.43mmol)およびN−ブロモスクシンイミド(0.076g、0.43mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中に溶解させると共に、80℃で4時間攪拌した。N−ブロモスクシンイミド(30mg)を添加し、加熱はさらに16時間継続した。次いで、反応混合物を水(40mL)で希釈すると共に、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。有機抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させると共に蒸発させた。残渣を、酢酸エチル/ヘキサン(0:100〜80:20)の勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィ(12gシリカ)に供した。適切な画分を組み合わせると共に、蒸発させて、白色の固体(0.13g)として表題の化合物を得た。
1H NMR(CDCl3)δ8.10(s,1H)、7.87(s,1H)、7.83〜7.68(m,4H)、3.94(s,3H)、3.84(s,3H)。]
[0215] ステップD 4−[4−ブロモ−1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル]−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノンの調製
4−[4−ブロモ−1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル]−5−メトキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(すなわち、ステップCの生成物)(0.13g、0.31mmol)を、ジオキサン(10mL)、水性水酸化ナトリウム(50%、5mL)およびメタノール(1mL)と混合した。この反応混合物を90℃で16時間加熱した。次いで、反応混合物を水(20mL)で希釈すると共に、酢酸エチル(15mL)で抽出した。次いで、水性層を6M塩酸で酸性化し、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。酸性化後の抽出からの組み合わせた有機抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させると共に蒸発させた。残渣を、酢酸エチル/ヘキサン(20:80〜100:0)の勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィ(12gシリカ)に供し、適切な画分を組み合わせると共に、蒸発させて、237〜241℃で溶融する固体(0.07g)として、本発明の化合物である表題の生成物を得た。
1H NMR(CDCl3)δ8.19(s,1H)、7.80−7.73(m,5H)、3.83(s,3H)。]
[0216] 実施例7
5−ヒドロキシ−2−メチル−4−[4−メチル−1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル]−3(2H)−ピリダジノン(化合物85)の調製
ステップA 3−ヨード−4−メチル−1H−ピラゾールの調製
4−メチルピラゾール(10.0g、122mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(100mL)中の溶液を、23℃で、N−ヨードスクシンイミド(27.4g、122mmol)で18時間処理した。この反応混合物を水(100mL)で希釈し、次いで、ろ過した。濾液を酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水(100mL)で洗浄すると共に、硫酸マグネシウムで乾燥させた。蒸発させた後の残渣を酢酸エチル/ヘキサン(0:100〜80:20)の勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィ(80gシリカ)に供し、適切な画分を組み合わせると共に、蒸発させて、5.39gの表題の化合物を固体として得た。
1H NMR(CDCl3)δ7.35(s,1H)、2.04(s,3H)。]
[0217] ステップB 3−ヨード−4−メチル−1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾールの調製
3−ヨード−4−メチル−1H−ピラゾール(すなわち、ステップAの生成物)(0.50g、2.4mmol)、4−フルオロベンゾトリフロリド(0.34mL、2.6mmol)および炭酸カリウム(0.43g、3.1mmol)を、N,N−ジメチルホルムアミド(20mL)と組み合わせると共に、100℃で2時間加熱した。反応混合物を水(50mL)で希釈し、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥させると共に濃縮した。蒸発させた後の残渣を、酢酸エチル/ヘキサン(0:100〜80:20)の勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィ(12gシリカ)に供し、適切な画分を組み合わせると共に、蒸発させて、表題の化合物(0.32g)を得た。
1H NMR(CDCl3)δ7.75(m,2H)、7.68(m,2H)、7.61(s,1H)、2.07(s,3H)。]
[0218] ステップC 5−メトキシ−2−メチル−4−[4−メチル−1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル]−3(2H)−ピリダジノンの調製
3−ヨード−4−メチル−1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール(すなわち、ステップBの生成物)(0.32g、0.76mmol)、5−メトキシ−2−メチル−4−トリメチルスタニル−2H−ピリダジン−3−オン(J.Heterocyclic Chem.、2005年、42、427に記載のとおり調製した)(0.23g、0.9mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(0.10g、0.15mmol)およびヨウ化銅(10mg、0.076mmol)をジオキサン(10mL)中で混合し、還流で2時間加熱した。この反応混合物をCelite(登録商標)を通してろ過し、Celite(登録商標)を酢酸エチル(20mL)で洗浄した。濾液を蒸発させ、残渣を、酢酸エチル/クロロブタン(0:100〜100:0)の勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィ(12gシリカ)に供し、適切な画分を組み合わせると共に、蒸発させて、表題の化合物(0.11g)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3)δ7.85(m,2H)、7.80(m,2H)、7.68(m,2H)、3.90(s,3H)、3.82(s,3H)、2.07(s,3H)。]
[0219] ステップD 5−ヒドロキシ−2−メチル−4−[4−メチル−1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル]−3(2H)−ピリダジノンの調製
5−メトキシ−2−メチル−4−[4−メチル−1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル]−3(2H)−ピリダジノン(すなわち、ステップCの生成物)(0.10g、0.24mmol)を、ジオキサン(10mL)、水性水酸化ナトリウム(50%、4mL)およびメタノール(1mL)と混合した。この混合物を90℃で31時間加熱した。反応を水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(15mL)で抽出した。水性層を塩酸で酸性化すると共に、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。酸性化後の抽出からの組み合わせた有機抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させると共に蒸発させた。残渣を、酢酸エチル/ヘキサン(20:80〜100:0)の勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィ(12gシリカ)に供し、適切な画分を組み合わせると共に、蒸発させて、本発明の化合物である表題の生成物を、150〜154℃で溶融する固体(0.09g)として得た。
1H NMR(CDCl3)δ7.91(s,1H)、7.75(m,5H)、3.81(s,3H)、2.38(s,3H)。]
[0220] 実施例8
4−[1−(4−クロロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物30)の調製
ステップA 5−クロロ−2−メチル−4−(1−プロピン−1−イル)−3(2H)−ピリダジノンの調製
1−メチル−4−ヨード−5−クロロ−2H−ピリダジン−3−オン(J.Heterocyclic Chem.、2005年、42、427に記載のとおり調製した)(2.5g、9.3mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(0.13g)およびトリブチル(1−プロピニル)錫(3.3g、10mmol)のジオキサン(12mL)中の混合物を還流で3時間加熱した。蒸発させた後の残渣を、酢酸エチル/クロロブタン(0:100〜10:90)の勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィ(20gシリカ)に供し、適切な画分を組み合わせると共に、蒸発させ、次いで、ヘキサン/ジエチルエーテル(10:1)の混合物でトリチュレートして表題の化合物(1.1g)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3)δ7.71(s,1H)、3.76(s,3H)、2.22(s,3H)。]
[0221] ステップB 4−[1−(4−クロロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノンの調製
5−クロロ−2−メチル−4−(1−プロピン−1−イル)−3(2H)−ピリダジノン(すなわち、ステップAの生成物)(0.46g、2.5mmol)および4−クロロフェニルシドノン(J.Org.Chem.、1974年、39、3676ページに記載のとおり調製した)(0.50g、2.5mmol)をメシチレン(5mL)中で混合し、140℃で18時間加熱した。メシチレンを蒸散させ、残渣を、酢酸エチル/ジクロロメタン(5:95〜30:70)の勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィ(20gシリカ)に供し、適切な画分を組み合わせると共に、蒸発させて、クロロピリダジノン中間体(0.10g)を得た。この残渣を、ジオキサン(10mL)、水性水酸化ナトリウム(50%、4mL)およびメタノール(1mL)の混合物中に溶解させ、次いで、90℃で31時間加熱した。反応混合物を水(20mL)で希釈すると共に、酢酸エチル(15mL)で抽出した。次いで、水性層を塩酸で酸性化して固体を得、これをろ過により回収した。この固体を酢酸エチル(20mL)中に溶解させ、硫酸マグネシウムで乾燥させると共に蒸発させて、147〜151℃で溶融する本発明の化合物である、0.061gの表題の生成物を得た。
1H NMR(CDCl3)δ7.81(s,1H)、7.75(s,1H)、7.56(m,2H)、7.45(m,2H)、3.81(s,3H)、2.37(s,3H)。]
[0222] 実施例9
4−[3−(4−ブロモフェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−5−ヒドロキシ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−3(2H)−ピリダジノン(化合物77)の調製
ステップA 4,5−ビス[3−(4−ブロモフェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−3(2H)−ピリダジノンの調製
4,5−ジクロロ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−3(2H)−ピリダジノン、(0.525g、2.11mmol;J.Heterocyclic Chem.、1995年、32、1473〜1476に記載のとおり調製した)を、3−(4−ブロモフェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール(1.0g、4.2mmol)および炭酸カリウム(1.5g、11mmol)のN,N−ジメチルアセタミド(7mL)中の混合物に添加すると共に、140℃に16時間加熱した。次いで、反応混合物を水で希釈すると共に、酢酸エチルで抽出した。組み合わせた有機抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過し、および、濃縮して、1.38gの粗生成物を得、これを精製せずに用いた。]
[0223] ステップB 4−[3−(4−ブロモフェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−5−メトキシ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−3(2H)−ピリダジノンの調製
ステップAからの粗生成物(すなわち、4,5−ビス[3−(4−ブロモフェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−3(2H)−ピリダジノン)(1.38g、2.12mmol)をメタノール(9mL)中に溶解させた溶液に、ナトリウムメトキシドのメタノール中の1mLの25%w/w溶液を添加した。この混合物を還流で1時間加熱し、次いで、10mL 1N塩酸で急冷した。混合物を酢酸エチルで抽出し、組み合わせた有機抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過し、および、濃縮した。粗残渣を、シリカゲルクロマトグラフィ(溶出液としてヘキサン中の酢酸エチルの0〜100%勾配)により精製して、0.31gの表題の化合物を固体として得た。
1H NMR(CDCl3)δ7.91(s,1H)7.66(d,2H)7.49(m,2H)6.48(s,1H)6.04(d,1H)4.13(m,1H)3.79(s,3H)3.70(m,1H)2.23(s,3H)2.13(m,1H)2.03(bs.,1H)1.67(m,4H)。]
[0224] ステップC 4−[3−(4−ブロモフェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−5−ヒドロキシ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−3(2H)−ピリダジノン
4−[3−(4−ブロモフェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−5−メトキシ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−3(2H)−ピリダジノン(すなわち、ステップBの生成物)(0.29g、0.65mmol)を、水酸化カリウム(0.37g、6.5mmol)のジオキサン(8mL)および水(8mL)中の溶液に添加し、これを、次いで、還流で2時間加熱した。この反応混合物を10mL1N塩酸で中和し、酢酸エチルで抽出して、本発明の化合物である(0.28g)の表題の生成物を得た。AP+=432であった。]
[0225] 実施例10
4−[3−(4−ブロモフェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−5−ヒドロキシ−3(2H)−ピリダジノン(化合物78)の調製
4−[3−(4−ブロモフェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−5−ヒドロキシ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−3(2H)−ピリダジノン(すなわち、実施例9、ステップCの生成物)(0.22g、0.52mmol)のメタノール(4.0mL)中の溶液に、0.42mLの6M塩酸を添加した。この反応混合物を還流で2時間加熱し、次いで、追加の0.42mLの6M塩酸を添加し、および、加熱はさらに3時間継続した。反応混合物を冷却し、次いで、焼結ガラスフリットを通してろ過して、本発明の化合物である表題の生成物を、325〜335℃で溶融する(dec.)白色の固体(0.08g)として得た。
1H NMR(DMSO−d6)δ13.06(s,1H)12.07(bs,1H)7.87(s,1H)7.72(d,2H)7.59(d,2H)6.68(s,1H)2.10(s,3H)。]
[0226] 実施例11
5−[3−(4−ブロモフェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−1−(シクロプロピルカルボニル)−1,6−ジヒドロ−6−オキソ−4−ピリダジニルシクロプロパンカルボキシレート(化合物80)の調製
4−[3−(4−ブロモフェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−5−ヒドロキシ−3(2H)−ピリダジノン(すなわち、実施例10の生成物)(0.017g、0.049mmol)のジクロロメタン(2mL)中の溶液に、二塩化シクロプロピルカルボニル(0.016g、0.16mmol)およびトリエチルアミン(0.022g、0.22mmol)を添加した。この混合物を18時間、室温で攪拌し、飽和水性炭酸ナトリウム溶液で2回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、および、濃縮して、本発明の化合物である表題の化合物(0.021g)を得た。
1H NMR(CDCl3)δ7.96(s,1H)7.66(m,2H)7.51(m,2H)6.48(s,1H)2.88(m,1H)2.71(m,1H)2.32(s,3H)1.69(m,2H)1.19(m,4H)1.03(m,2H)。]
[0227] 技術分野において公知である方法と共に、本明細書に記載の手法により、表1A〜11の以下の化合物を調製することが可能である。以下の略語が以下の表において用いられている:tは第3級を意味し、sは第2級を意味し、nはノルマルを意味し、iはイソを意味し、cはシクロを意味し、Meはメチルを意味し、Etはエチルを意味し、Prはプロピルを意味し、i−Prはイソプロピルを意味し、Buはブチルを意味し、Phはフェニルを意味し、CSはチオカルボニル(C(S))を意味し、COはカルボニル(C(O))を意味し、CO2はカルボニルオキシ(C(O)O)を意味し、SOはスルフィニル(S(O))を意味し、SO2はスルホニル(S(O)2)を意味し、NO2はニトロを意味し、OMeはメトキシを意味し、OEtはエトキシを意味し、SMeはメチルチオを意味し、CNおよび−CNはシアノを意味し、Phはフェニルを意味し、Pyはピリジニルを意味し、TMSはトリメチルシリルを意味し、S(O)Meはメチルスルフィニルを意味し、thienはチオフェンを意味し、ならびに、S(O)2Meはメチルスルホニルを意味する。表中、「(Ru)p」は、表中に列挙されているとおり、置換基Ruの5個以下の例を表す。]
[0228] ]
[0229] ]
[0230] ]
[0231] ]
[0232] ]
[0233] ]
[0234] 表1E
表1Eは、表1Dの見出しの化学構造が以下の構造で置き換えられていること以外、表1Dと同じく構成されている。]
[0235] 表1F
表1Fは、表1Dの見出しの化学構造が以下の構造で置き換えられていること以外、表1Dと同じく構成されている。]
[0236] ]
[0237] ]
[0238] ]
[0239] 表1GA
表1GAは、表1Gの見出しの化学構造の下の「R2はHである」が「R2はMeである」で置き換えられていること以外、表1Gと同じく構成されている。]
[0240] 表1GB
表1GBは、表1Gの見出しの化学構造の下の「R2はHである」が「R2はOMeである」で置き換えられていること以外、表1Gと同じく構成されている。]
[0241] 表1H
表1Hは、表1Gの見出しの化学構造が以下の構造で置き換えられていること以外、表1Gと同じく構成されている。]
[0242] 表1HA
表1HAは、「R2はHである」が「R2はMeである」で置き換えられていること以外、表1Hと同じく構成されている。]
[0243] 表1HB
表1HBは、「R2はHである」が「R2はOMeである」で置き換えられていること以外、表1Hと同じく構成されている。]
[0244] 表1I
表1Iは、表1Gの見出しの化学構造が以下の構造で置き換えられていること以外、表1Gと同じく構成されている。]
[0245] 表1IA
表1IAは、「R2はHである」が「R2はMeである」で置き換えられていること以外、表1Iと同じく構成されている。]
[0246] 表1IB
表1IBは、「R2はHである」が「R2はOMeである」で置き換えられていること以外、表1Iと同じく構成されている。]
[0247] ]
[0248] ]
[0249] ]
[0250] ]
[0251] ]
[0252] ]
[0253] ]
[0254] ]
[0255] ]
[0256] ]
[0257] ]
[0258] 表5CA
表5CAは、表5Cの見出しの化学構造の下の「R2はHである」が「R2はMeである」で置き換えられていること以外、表5Cと同じく構成されている。]
[0259] ]
[0260] ]
[0261] ]
[0262] ]
[0263] ]
[0264] ]
[0265] ]
[0266] ]
[0267] ]
[0268] ]
[0269] ]
[0270] ]
[0271] 配合/実用性
本発明の式1の化合物は、一般に、キャリアとなる、界面活性剤、固体希釈剤および液体希釈剤からなる群から選択される少なくとも1種の追加の構成成分との組成物、すなわち配合物中において、除草性有効成分として用いられることとなる。配合成分または組成成分は、活性成分の物理特性、用途形態、ならびに土壌タイプ、水分および温度などの環境因子と適応するよう選択される。]
[0272] 有用な配合物としては液体および固体組成物の両方を含む。液体組成物の例としては、溶液(乳化性濃縮物を含む)、懸濁液、エマルジョン(マイクロエマルジョンおよび/またはサスポエマルジョンを含む)等などが挙げられ、これは、任意によりゲルに濃縮されることが可能である。水性液体組成物の一般的なタイプは、可溶性濃縮物、懸濁濃縮物、カプセル懸濁液、濃縮エマルジョン、マイクロエマルジョンおよびサスポ−エマルジョンである。非水性液体組成物の一般的なタイプは、乳化性濃縮物、マイクロ乳化性濃縮物、分散性濃縮物および油分散体である。]
[0273] 固体組成物の一般的なタイプは、水分散性(「水和性」)または水溶性であることが可能である、ダスト、粉末、顆粒、ペレット、プリル、パステル剤、タブレット、充填フィルム(種子コーティングを含む)等である。フィルム形成性溶液または流動性懸濁液から形成されたフィルムおよびコーティングは、種子処理のために特に有用である。活性成分は、(マイクロ)カプセル化され、さらに、懸濁液または固体配合物に形成されることが可能であり;あるいは、活性成分の全配合物がカプセル化(または「オーバーコート化」)されることが可能である。カプセル化は、活性成分の放出を、制御または遅延させることが可能である。乳化性顆粒は、乳化性濃縮配合物および乾燥顆粒状配合物の両方の利点を組み合わせる。高強度組成物は、主に、さらなる配合物用の中間体として用いられる。]
权利要求:

請求項1
式1[式中、R1は、H、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C4〜C10アルキルシクロアルキル、C4〜C10シクロアルキルアルキル、C6〜C14シクロアルキルシクロアルキル、C4〜C10ハロシクロアルキルアルキル、C5〜C12アルキルシクロアルキルアルキル、C3〜C8シクロアルケニル、C3〜C8ハロシクロアルケニル、C2〜C8アルコキシアルキル、C4〜C10シクロアルコキシアルキル、C3〜C10アルコキシアルコキシアルキル、C2〜C8アルキルチオアルキル、C2〜C8アルキルスルフィニルアルキル、C2〜C8アルキルスルホニルアルキル、テトラヒドロピラニル、−C(=W6)R4、−C(=W2)W3R5、−S(=O)2R6、−P(=W4)R7R8または−C(=W5)NR9R10であり;R2は、H、ハロゲン、シアノ、−C(=O)OH、−C(=O)NH2、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C4〜C10アルキルシクロアルキル、C4〜C10シクロアルキルアルキル、C6〜C14シクロアルキルシクロアルキル、C4〜C10ハロシクロアルキルアルキル、C5〜C12アルキルシクロアルキルアルキル、C3〜C8シクロアルケニル、C3〜C8ハロシクロアルケニル、C2〜C8アルコキシアルキル、C4〜C10シクロアルコキシアルキル、C3〜C10アルコキシアルコキシアルキル、C2〜C8アルキルチオアルキル、C2〜C8アルキルスルフィニルアルキル、C2〜C8アルキルスルホニルアルキル、C2〜C8アルコキシカルボニル、C4〜C10シクロアルコキシカルボニル、C5〜C12シクロアルキルアルコキシカルボニル、C2〜C8アルキルアミノカルボニル、C3〜C10ジアルキルアミノカルボニル、C4〜C10シクロアルキルアミノカルボニル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、ニトロ、C3〜C6シクロアルコキシまたはC4〜C8シクロアルキルアルコキシであり;R3は、H、−C(=W6)R4、−C(=W2)W3R5、−S(=O)2R6、−P(=W4)R7R8または−C(=W5)NR9R10であり;Gは、フェニル環または5員もしくは6員芳香族複素環であって、各環は、窒素環員上のRxで任意に置換され、そして炭素環員上のRwから選択される4個以下の置換基で任意に置換され;Jは、フェニル環または5員もしくは6員芳香族複素環であって、各環は、Ruから独立して選択される最大5個の置換基で任意に置換され;各R4は、独立して、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C4〜C10アルキルシクロアルキル、C4〜C10シクロアルキルアルキル、C5〜C12アルキルシクロアルキルアルキル、C3〜C8シクロアルケニル、C2〜C8アルコキシアルキル、C4〜C10シクロアルコキシアルキル、C3〜C10アルコキシアルコキシアルキル、C2〜C8アルキルチオアルキル、C2〜C8アルキルスルフィニルアルキル、C2〜C8アルキルスルホニルアルキル、C2〜C8アルキルアミノアルキル、C3〜C10ジアルキルアミノアルキル、C2〜C8ハロアルキルアミノアルキルまたはC4〜C10シクロアルキルアミノアルキル、ナフタレニルまたは−(CR11R12)nGAであり;各R5は、独立して、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C4〜C10アルキルシクロアルキル、C4〜C10シクロアルキルアルキル、C5〜C12アルキルシクロアルキルアルキル、C3〜C10シクロアルケニル、C2〜C8アルコキシアルキル、C4〜C10シクロアルコキシアルキル、C3〜C10アルコキシアルコキシアルキル、C2〜C8アルキルチオアルキル、C2〜C8アルキルスルフィニルアルキル、C2〜C8アルキルスルホニルアルキル、C2〜C8アルキルアミノアルキル、C3〜C10ジアルキルアミノアルキル、C2〜C8ハロアルキルアミノアルキル、C4〜C10シクロアルキルアミノアルキル、ナフタレニルまたは−(CR11R12)nGAであり;各R6は、独立して、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C4〜C10アルキルシクロアルキル、C4〜C10シクロアルキルアルキル、C4〜C10ハロシクロアルキルアルキル、C5〜C12アルキルシクロアルキルアルキル、C3〜C8シクロアルケニル、C2〜C8アルコキシアルキル、C4〜C10シクロアルコキシアルキル、C3〜C10アルコキシアルコキシアルキル、C2〜C8アルキルチオアルキル、C2〜C8アルキルスルフィニルアルキル、C2〜C8アルキルスルホニルアルキル、C2〜C8アルキルアミノアルキル、C3〜C10ジアルキルアミノアルキル、C2〜C8ハロアルキルアミノアルキル、C4〜C10シクロアルキルアミノアルキル、C1〜C6アルキルアミノ、C2〜C8ジアルキルアミノ、C2〜C6ハロアルキルアミノ、C2〜C8ハロジアルキルアミノ、C3〜C8シクロアルキルアミノ、C2〜C8アルキルカルボニルアミノ、C2〜C8ハロアルキルカルボニルアミノ、C1〜C6アルキルスルホニルアミノ、C1〜C6ハロアルキルスルホニルアミノ、ナフタレニルまたは−(CR11R12)nGAであり;各R7およびR8は、独立して、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6アルキルアミノ、C2〜C8ジアルキルアミノ、C2〜C6ハロアルキルアミノ、C2〜C8ハロジアルキルアミノ、C3〜C8シクロアルキルアミノ、ナフタレニルまたは−(CR11R12)nGAであり;各R9は、独立して、H、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C4〜C10アルキルシクロアルキル、C4〜C10シクロアルキルアルキル、C5〜C12アルキルシクロアルキルアルキル、C3〜C8シクロアルケニル、C2〜C8アルコキシアルキル、C4〜C10シクロアルコキシアルキル、C3〜C10アルコキシアルコキシアルキル、C2〜C8アルキルチオアルキル、C2〜C8アルキルスルフィニルアルキル、C2〜C8アルキルスルホニルアルキル、C2〜C8アルキルアミノアルキル、C4〜C10ジアルキルアミノアルキル、ナフタレニルまたは−(CR11R12)nGAであり;各R10は、独立して、H、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C4〜C10アルキルシクロアルキルまたはC4〜C10シクロアルキルアルキルであるか;またはR9およびR10は、これらが結合している窒素と一緒になって、連結窒素に加えて、炭素、および任意にO、SおよびNR13から選択される環員を含有する3員〜7員複素環を形成し、炭素環員は、任意にC(=O)の形態にあり、そして環は、炭素環員上で、ハロゲン、−CN、C1〜C3アルキルおよびC1〜C3アルコキシからなる群から独立して選択される最大4個の置換基で任意に置換され;各R11およびR12は、独立して、HまたはC1〜C3アルキルであり;各R13は、独立して、HまたはC1〜C3アルキルであり;各GAは、独立して、フェニル環または5員もしくは6員芳香族複素環であって、各環は、Ruから独立して選択される最大5個の置換基で任意に置換され;またはRuから独立して選択される最大5個の置換基で任意に置換されるナフタレニル環系であり;各Ruは、独立して、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、−CHO、−C(=O)OH、−C(=O)NH2、−SO2NH2、SF5、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C4〜C10アルキルシクロアルキル、C4〜C10シクロアルキルアルキル、C4〜C10ハロシクロアルキルアルキル、C5〜C12アルキルシクロアルキルアルキル、C2〜C8アルキルカルボニル、C2〜C8ハロアルキルカルボニル、C2〜C8アルコキシカルボニル、C4〜C10シクロアルコキシカルボニル、C5〜C12シクロアルキルアルコキシカルボニル、C2〜C8アルキルアミノカルボニル、C3〜C10ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C2〜C8アルキルカルボニルオキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルフィニル、C1〜C6ハロアルキルスルフィニル、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、C1〜C6アルキルアミノスルホニル、C2〜C8ジアルキルアミノスルホニル、C3〜C10トリアルキルシリル、C1〜C6アルキルアミノ、C2〜C8ジアルキルアミノ、C2〜C8アルキルカルボニルアミノ、C1〜C6アルキルスルホニルアミノ、フェニル、ピリジニルまたはチエニルであり;各Rwは、独立して、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、−CHO、−C(=O)OH、−C(=O)NH2、−SO2NH2、SF5、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C4〜C10アルキルシクロアルキル、C4〜C10シクロアルキルアルキル、C4〜C10ハロシクロアルキルアルキル、C5〜C12アルキルシクロアルキルアルキル、C2〜C8アルキルカルボニル、C2〜C8ハロアルキルカルボニル、C2〜C8アルコキシカルボニル、C4〜C10シクロアルコキシカルボニル、C5〜C12シクロアルキルアルコキシカルボニル、C2〜C8アルキルアミノカルボニル、C3〜C10ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C2〜C8アルキルカルボニルオキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルフィニル、C1〜C6ハロアルキルスルフィニル、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、C1〜C6アルキルアミノスルホニル、C2〜C8ジアルキルアミノスルホニル、C3〜C10トリアルキルシリル、C1〜C6アルキルアミノ、C2〜C8ジアルキルアミノ、C2〜C8アルキルカルボニルアミノ、C1〜C6アルキルスルホニルアミノ、ナフタレニル、−O(CR11R12)nGAまたは−(CR11R12)nGAであり;各Rxは、独立して、H、C1〜C3アルキルまたはC3〜C7シクロアルキルであり;各W1、W2、W3、W4、W5およびW6は、独立して、OまたはSであり;そして各nは、独立して、0〜3から選択される整数である]、そのN−オキシドおよび塩から選択される化合物。
請求項2
R1は、H、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C4〜C10アルキルシクロアルキル、C4〜C10シクロアルキルアルキル、C6〜C14シクロアルキルシクロアルキル、C4〜C10ハロシクロアルキルアルキル、C5〜C12アルキルシクロアルキルアルキル、C2〜C8アルコキシアルキル、C4〜C10シクロアルコキシアルキルまたはC3〜C10アルコキシアルコキシアルキルであり;R2は、H、ハロゲン、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C8シクロアルキル、C2〜C8アルコキシアルキルまたはC1〜C4アルコキシであり;R3は、H、−C(=W6)R4、−C(=W2)W3R5、−S(=O)2R6または−C(=W5)NR9R10であり;Gは、フェニル環または5員もしくは6員芳香族複素環であって、各環は、窒素環員上のRxで任意に置換され、そして炭素環員上のRwから選択される最大2個の置換基で任意に置換され;各Rwは、独立して、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、−CHO、−C(=O)OH、−C(=O)NH2、−SO2NH2、SF5、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C4〜C10アルキルシクロアルキル、C4〜C10シクロアルキルアルキル、C2〜C8アルキルカルボニル、C2〜C8ハロアルキルカルボニル、C2〜C8アルコキシカルボニル、C2〜C8アルキルアミノカルボニル、C3〜C10ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C2〜C8アルキルカルボニルオキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、C1〜C6アルキルアミノ、C2〜C8ジアルキルアミノ、−O(CR11R12)nGAまたは−(CR11R12)nGAであり;各Rxは、独立して、HまたはC1〜C3アルキルであり;Jは、フェニルまたは5員もしくは6員芳香族複素環であって、各環は、Ruから独立して選択される最大3個の置換基で置換され;そして各Ruは、独立して、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、−CHO、−C(=O)OH、−C(=O)NH2、−SO2NH2、SF5、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C2〜C8アルキルカルボニル、C2〜C8ハロアルキルカルボニル、C2〜C8アルコキシカルボニル、C2〜C8アルキルアミノカルボニル、C3〜C10ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C2〜C8アルキルカルボニルオキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、C1〜C6アルキルアミノスルホニル、C2〜C8ジアルキルアミノスルホニル、C1〜C6アルキルアミノ、C2〜C8ジアルキルアミノ、C2〜C8アルキルカルボニルアミノ、C1〜C6アルキルスルホニルアミノ、フェニル、ピリジニルまたはチエニルである;請求項1に記載の化合物。
請求項3
R1は、H、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキルまたはC3〜C8シクロアルキルであり;R2は、H、ハロゲン、C1〜C6アルキルまたはC1〜C4アルコキシであり;Gは、[式中、左側に突出している結合は式1のピリダジノン環に結合し、右側に突出している結合はJに結合し;そしてxは、0〜2から選択される整数であり;各Rwは、独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C8シクロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、−O(CR11R12)nGAまたは−(CR11R12)nGAであり;Jは、Ruから独立して選択される最大3個の置換基で任意に置換されるフェニル環であり;各Ruは、独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、−CHO、−C(=O)OH、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ハロシクロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C1〜C6アルキルアミノ、C2〜C8ジアルキルアミノまたはフェニルであり;そしてW1はOである]請求項2に記載の化合物。
請求項4
R1は、HまたはC1〜C6アルキルであり;R2は、H、Cl、CH3、EtまたはOMeであり;R3は、H、CO2−i−PrまたはCO−t−Buであり;Gは、G−12〜G−15、G−26〜G−29、G−34、G−35、G−54およびG−65から選択され;各Rwは、独立して、ハロゲン、C1〜C6アルキルまたは−O(CR11R12)nGAであり;Jは、Ruから選択される置換基で置換されているフェニルであり;そして各Ruは、独立して、ハロゲン、C1〜C6アルキルまたはC1〜C6ハロアルキルである、請求項3に記載の化合物。
請求項5
R1はCH3であり;R2はHであり;Gは、G−12、G−15、G−26、G−28、G−29、G−34、G−35、G−54およびG−65から選択され;各Rwは、独立してCH3またはEtであり;Jは、パラ位で、Ruから選択される置換基で置換されているフェニルであり;そして各Ruは、独立して、ハロゲン、C1〜C3アルキルまたはC1〜C3ハロアルキルである、請求項4に記載の化合物。
請求項6
GはG−26であり;xは1であり;RwはG−26の5位に位置し;そして各Ruは、独立して、Cl、BrまたはCF3である、請求項5に記載の化合物。
請求項7
5−ヒドロキシ−2−メチル−4−[5−メチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−1−イル]−3(2H)−ピリダジノン、4−[3−(4−クロロフェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン、5−[3−(4−クロロフェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−1,6−ジヒドロ−1−メチル−6−オキソ−4−ピリダジニル−1−メチルエチルカーボネート、4−[3−(4−ブロモフェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−5−ヒドロキシ−3(2H)−ピリダジノン、4−[5−エチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−1−イル]−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン、および4−[3−(4−クロロフェニル)−5−エチル−4−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノンからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
請求項8
除草的に有効な量の請求項1に記載の化合物、ならびに界面活性剤、固体希釈剤および液体希釈剤からなる群から選択される少なくとも1つの構成成分を含む除草組成物。
請求項9
除草的に有効な量の請求項1に記載の化合物、他の除草剤および薬害軽減剤からなる群から選択される有効量の少なくとも1つの追加の有効成分、ならびに界面活性剤、固体希釈剤および液体希釈剤からなる群から選択される少なくとも1つの成分を含む除草組成物。
請求項10
植生またはその環境に、除草的に有効な量の請求項1に記載の化合物を接触させる工程を含む望ましくない植生の成長を防除する方法。
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